第一回 夏のトレモロスプリング選手権 決勝ラウンド (ハイライト)

トレモロスプリングっていろんな色があってかっこいいですよね。さぁ、バトルだ。

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こんばんわ。黒須です。

小学生のときの将来の夢のところにセロテープって書いた人がいるとどこかで聞いたことがある気がします。

いい夢だと思います。僕もセロテープさんにはかなりお世話になっています。
でも僕は瞬間接着剤のほうが好きです。

もしセロテープと瞬間接着剤に同時に言い寄られたとしたら迷わず瞬間接着剤を選びます。

だっていいじゃない。ちょっと不器用な感じするじゃない。接着剤。
くっついたらはがせないし、容器の先っぽで固まってすぐ詰まるし。

たぶんセロテープはそこそこ優等生タイプだと思うんですよね。
何でもこなせちゃう系。

ちょっとくらい不器用なほうがいいと思う。だから僕は接着剤と共に人生を添い遂げます。

まあ接着剤にはなりたくないですがね。無機物だし。
セロテープのほうがよく使うし。


さて、全国の学生の皆様は夏休みが終わりそうですが宿題は終わったのでしょうか。
自分が学生のときは学校の宿題はこの時点ではまったく手を付けていないでしょう。

てなわけで先程開催しました。


夏のスプリング大会 in 御茶ノ水


出場選手。
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?RawVintage Tremolo Spring RVTS-1
?ESP Tremolo Tone Spring Type.1
?ESP Tremolo Tone Spring Type.2
?家にころがってたなんか普通のスプリング

サポート部隊としてALL PARTS Spring-Noも用意いたしました。

今回も前回のブログで紹介した。こちらのギターにがんばってもらいましょう。

ちなみにブリッジはこのくらいフローティングさせています。
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ではまず。皆様おなじみの通常スプリング
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久しぶりにさわったけどこんなにかったか。

線径は1.43mm

とりあえずコイツを基準に語っていこうかと思います。

ではでは、ESP Tremolo Tone Spring Type.1
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色はブロンズです。
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コレは相当やわらかい。こんなにやわらかかったか?
5本掛けているのにさっきよりもスプリングハンガーを増し締めしなくてはなりません。
うわさによるとType.1を2本掛けると通常スプリング1本分に相当するとか。

5本もスプリングを張っているのにこの中だとアームのタッチが一番柔らかいです。
線径は1.19mm

柔らかスプリングシリーズ
の中では一番爽やかな音ですね。

お次はESP Tremolo Tone Spring Type.2
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色はゴールドです。
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通常スプリング3本をハの字にして掛けたときとType2を5本がけしたときでほとんど同じテンションになるようです。
アームのタッチもType1と比べると幾分か硬めですが、特に使いにくいとは感じないレベルです。

線径は1.32mm

Type1よりも歪ませたときにガッツのある音がします。個人的にはローミッドが強化された印象です。
しっかりバネが戻ってくれるので、チューニングも安定した気がします。

お次、一番人気、RawVintage Tremolo Spring RVTS-1
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色はニッケルカラーです。ザ・ストラトのバネって感じです。
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Type1ほどではないにしろ、ESPのType2よりも少しだけやわらかいでしょうか。
アームのタッチもそこそこの柔らかさを見せてくれています。

線径は1.34mm

そこそこの線径がありつつもなかなかのやわらかさを見せてくれた恩恵なのでしょうか。
柔らかスプリングシリーズの中では最もローが出ていました。
見た目が変わらないというのも大きな利点かと思われます。


と言った具合にどのスプリングにもそのスプリングのよさを感じることができます。

となると


やはりやりたくなるのですよ。


MIX


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外から、Type2Raw VintageType1です。

こんな具 合に微妙なアームのタッチの調整も裏のスプリングの組み合わせで効くようになりますので、いろいろ混ぜてみるのもなかなか面白いと思います。


と言った具合に足早にザックリ説明しましたが、実は私、今回のスプリングバトル@茶水にて衝撃の発見。

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上の画像の右下で不気味にうねる黒い物体、ALL PARTS Spring-No
スプリングの中に仕込むことによってスプリングの共振を抑えるアイテムです。

例えばギターの音をものっすごい歪ませてたりすると、トレモロスプリングが生み出すリバーブ感をアンプで増幅してしまい、音を止めたつもりなのに、「・・・ォォン」って音を引きずってしまうんですね。止まるべきところで止まれない。コレを防止するためのデバイスです。

あ、コレはんぱねぇ。

ぶっちゃけ今日の色々な実験の半分くらいを無駄にしてしまった感は否めないのですがスプリングの共振をほぼ抑えることができます

結構この引きずった音で他のバンドメンバーに迷惑が掛かっちゃってるみたいなこと、あると思うんです。
やっぱりバンドって大事なのはみんなの呼吸を合わせることだと思うんですね。
みんなピタッと黙ったのに一人だけ深呼吸してるみたいになったら・・・うん、はい。

深く歪ませている上でFloyd Rose、シンクロナイズドトレモロを使用している方はぜひ試してみてください。バンドメンバーからもいい意見が聞けるかも・・・?


てなわけで

第一回 夏のスプリングコンテスト イン 御茶ノ水

優勝は・・・・・




ALL PARTS Spring-No




ヨシ!スプリングじゃない!こういうのを待っていたんだ俺は!!



皆様ここまでお疲れ様でした。
なかなか長くなってしまいました。

音だけじゃなく、チューニングの安定、アーミング、チョーキングのタッチの変化、バンドアンサンブルへのなじみ方、etc・・・

ある程度手軽で、いろいろな事柄に影響があるパーツですので、ぜひ裏パネを開けたことの無い方。

開けてみてください


ついでにイシバシのここ
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あいてますよぉ?(2回目)


トゥース!!!(初)

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イシバシ楽器御茶ノ水本店

OCHANOMIZU HONTEN

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