楽器について 【サックス】

こちらの記事は以前あったサックス特集ページの再掲載です

2014-12-11

楽器について


35642 B



 ここでは、サックスのメーカーによる特徴を
順を追って説明していくことにしましょう。




台湾製


 当店のオリジナル、ステッチ・アルトサックスや
10万円を切る価格で販売されているサックスなどは、
ほとんど台湾で製造された楽器で、生産コストが安価で出来る事から、
初心者の方に、お求め易い価格で作れるのが一番のメリットです。


 国産品のヤマハ、ヤナギサワなどは、
自社でより良いサウンド・音程・演奏のしやすさなどの研究を行って製品開発をしているのに対し、
台湾のメーカーはどちらかというと、そういった良い楽器といわれるものをコピーして製品化しているのが現状で、
コピーする際の型の精度や設備により、工作精度が要求される音程の面では、
国産の楽器のように満足出来る所まではあと一歩というのが現状です。
そういった所から、ピッチの正確さを求められるクラシック、吹奏楽にはおすすめできません。
ただ、ジャズやロックといったバンドの形態での使用では問題ない範囲なので、
これらのジャンルの練習用としておすすめしています。


ご自分にサックスは向いているか分からないけれども、とにかく初めてみたい。
だから、あまり予算はかけたくないという方もいらっしゃいますので、
そういう方にはいかがでしょうか。
上達したら上のクラスに買い換えていただくのが良いと思います。




ヤマハ


 楽器の総合メーカーであるヤマハは、
工作精度や品質管理が良く、均一な製品を生産しています。
ブラスバンドで使用されるケースが多く見られます。


モデル別では、24、34シリーズは管体の肉厚が薄めで、
鳴らしやすく、軽めのサウンドになっています。
24と34シリーズのサウンドの違いはほとんど無く、
仕上げ行程とパーツの数点、そしてラッカーが、
34シリーズの方が上質となっています。
62シリーズになると管体肉厚が厚くなり、パワーも出る事から、
ジャズの用途でもおすすめできます。
アメリカでもジャズ・マーケットでは人気の高いモデルです。
カスタムシリーズはクラシック向きの安定した、
きれいなサウンドが得られます。
ソプラノサックスは音程が取りやすく、音抜けが初めから良いことなどから、
ジャズで持ち替えで使用する方が多く見られます。


 ヤマハは全体的に初めから吹き込まないでも鳴りが良く、
音程も安定しています。
やや難点としてセルマーに比べ、音の耐久性、材料の剛性の違いからか、
曲げなどにやや弱いところがあるので、取り扱いには気を付けましょう。




ヤナギサワ


 日本で唯一のサックス専門メーカーです。
モデルは900シリーズが初心者から中級者向け、
990シリーズが上級者向けのラインナップとなっています。
サウンドの傾向は、ヤマハのものに比べ、
丸みや太さを持った音色で、ジャズにも良く合います。
また研究も盛んで、世界に先駆けてHigh G Keyを装備したソプラノを発表したり、
無垢の銀を管体に採用したモデルの開発など、
新しい技術を取り入れています。




セルマー


 世界中で多くのプレイヤーに愛用されているサックスがセルマーです。
フランス製で、1922年からサックスの製造が始まりました。
ジャズマーケットでは、いまだに人気の高い「名器」マーク6を産み出し、
マーク7、スーパーアクション80、シリーズ2、シリーズ3というモデル開発を行っています。
現在、製造されているモデルはシリーズ2とシリーズ3になります。
これらは、音のツヤ・コシ、耐久性など、どれをとっても最高のランクに位置します。
サウンドはオールマイティーにどのジャンルにも対応出来る柔軟性を持っています。
これはクラシックに求められる、太く安定した均一なサウンドも出せるし、
ジャズのアタック感、アーティキュレーションにも自在に反応出来るということです。
現在作られているサックスの最高峰と言える楽器です。




 以上が、現在サックスを製造している代表的なメーカーになります。
ジャズ系では一部でカイルベルス(ドイツ製)、
クラシックでは一部でクランポン(フランス製)が使用されています。





ONO

店舗情報

イシバシ楽器名古屋栄店

NAGOYA SAKAE STORE

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄3-4-5 スカイル9F

TEL:052-243-1484

営業時間:11:00 ~ 20:00

アクセス:【地下鉄東山線】栄駅(徒歩5分)

【名城線】栄駅(徒歩5分)

SNS:
Twitter
Facebook
Instagram