フラクタル担当によるfractal audio AXE FX II XL+解説!!第七弾!!プリセット作成&エフェクト最大積載量
2018-01-16 いつもイシバシ楽器名古屋栄店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。ハイエンドマルチプロセッサコーナー担当の辻本です。
私共イシバシ楽器名古屋栄店周辺は年明けムードが終わりすでに節分やバレンタインのムードに染まっております。
さて今回はAXE FX II XL+のプリセットを1から作成する方法と1つのプリセットにおおそよどれくらいエフェクトを配置する事ができるかを書いてみたいと思います。
AXE-EDIT右上のCPU:何%という表示が限界に達するまでいろいろおいていこうかと思います。
先ず準備段階としてグリッド上に何も配置していない状態(空のプリセット)を選択します。

ここからシグナルがスタートするグリッドに”SHUNT”と言われる接続する為のブロックを配置します。

このままだと”SHUNT”を”INPUT”から”OUTPUT”まで1個づつ配置しなければいけないように思われるかもしれませんが!!
先ほど配置した”SHUNT”の〇Oと書いてある箇所をクリックしすると…。

次に接続可能な箇所に+のマークが表示されます。
これをアウトプットのすぐ左の+をクリックし接続すると…。

という具合に一気にOUTPUTまでつながります。
現状何もエフェクトは配置していないのですがCPUは9%しようしている状態。
(おそらくはINPUT部に入っているノイズゲート等の関係かと思います。)

さてさてここからが本番です。
とりあえず、先ほど設定したSHUNT一本線状のグリッドを選択し好きなエフェクトを配置してみましょう。現在はシグナルチェーンは1本の状態です。

この状態でのCPU使用率は61%になりました。

CPU使用率に関してですがエフェクトをオンにした状態でもオフにした状態でも基本変わりません。プリセット上にエフェクトを配置した時点でCPU使用率は上昇します。
このプリセット内のエフェクトのX,Yや、シーン切替を使用すればまずまずの事は出来ると思います。
ここから更にシグナルチェーンを追加し、更にCPU使用率を上げていきます。
アンプ2個にして…それぞれブースターとドライブ追加して….アンプの後ろにフィルターかけて…シグナルをパラにして…片方クアッドコーラスかけてその後ろにロータリースピーカーおいて…もう一個の方に…メガタップディレイ置いてその後ろにフランジャーかけて…
シグナル一個にまとめたところにまたディレイかけて…ごにょごにょごにょと…..。
ハァ…ハァ…こんなんできました。

現在のCPU使用率は…

77%です。
ここまで詰め込んでもまだ余裕がある!!
とお思いかもしれませんが、実はこの辺りが最大積載かと思います。
プログラム上は配置をする事ができるのですが、入力信号が入ると音が途切れます。
実際に出てくる音は”あ、これやばいんじゃないか…”という音が出ます。
選択しているエフェクトにもよると思います。
実際にCPU80%以上にしてみます。

これは先ほどのCPU使用率77%のプリセットにPITCHエフェクトを適当なグリッドに配置し結線していない状態です。CPU使用率は81%です。
この状態で入力信号を発すると危険そうな音とともに本体側のLCDに以下の画面がでます。

この状態は危険な状態だと思いますのであまり詰め込みすぎない様にプリセットを組んでいただくことをオススメ致します。
今回はこの辺りで失礼させて頂こうかと思います。
店頭でもご依頼いただければデモいたしますので、お気軽にお声掛け下さいませ!!
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