フラクタル担当によるfractal audio AXE FX II XL+解説!!第一弾

担当によるAXE FX II XL +解説!!第一弾

2017-11-25 ハイエンドマルチプロセッサー担当であり、FRACTAL AUDIO SYSTEMS AXE FX II XL +所有する辻本です!!

いつもご利用頂きまして誠にありがとうございます。

今回は自身も所有しておりますAXE FX II XL+について解説させて頂こうかと思います。
その前に3大ハイエンドマルチプロセッサーのそれぞれの違いについて少し担当の見解ですが書かせて頂きます。

店頭でほぼ連日KEMPERやHELIXを検討頂いているお客様とお話しさせて頂いている中で
それぞれいい音を出したい!という方向自体は同じなのですが、KEMPER、HELIX、FRACTALでやろうとしていること、できる事が結構違いそれぞれいいところがあるんですというお話をさせて頂いています。

いろいろな見解があるとは思いますが、個人的にはKEMPER=いろんなアンプを手軽に持ち運びたい!!でもエフェクターはいっぱい持ってる!!という方向け。
(アンプの完成度は本当にすごいです。プロファイリングに立ち会った際も鳥肌が立ちました。KEMPERプラスAXEという気合の入った方も見えます。)

HELIXはラインで音を出す前提で、全部操作は足元で完結させたい!!しかも簡単に。という方向け
(コントロールの微調整が足元で出来るシステムがすごい!!本当に足元だけでパラメーター調整が簡単にできます。初見でも15分もあれば操作に慣れます。これはすごい事だと思います。)

AXE FX はエフェクトも含めて全体的なサウンドシステムが欲しい!!という方向け
ではないかと思っております。(細かなところは今後嫌というほど書いていきますのでお付き合いください。)
あくまで個人的な見解ですのでご理解いただければと思います。

AXE FX II XL +はできる事が多すぎてまずは怯んでしまうかと思います。
店頭では担当がプリセットの選択方法からどんな音が出せるのか、どんなところまで細かく設定できるのか等、お客様のお時間が許す限り、もういい、やめてくれと言われるまででも説明させて頂いております。

さて今回はとっつきにくいと思われるAXE FXIIのエディット方法についてご説明します。
本体側でのエディットももちろんできるのですが、PCでのエディットの方が視覚的に簡単に操作ができます。すべてをPCでエディットする癖がついてしまうといざライブ等でPCがない環境での操作に困ってしまうので、本体での操作も慣れた方がいいと思います。

では見ていきましょう
100704 B

今この状態だとグリッド(画像内の12×4マスの四角の事)が選択されていないので、
画面下部には何も表示されていませんが、エフェクトもしくはアンプが入ったグリッドを選択してみましょう。今回はアンプを選択しましょう

90331 B

なにやらいっぱいパラメーターが出てまいりました。
この画面は一般的なアンプのイコライザー部が表示されているのがお分かり頂けるかと思います。
このエディター画面中央右端に”AMP2”と記載されています。
これはこのプリセットの中にアンプが二つあり、今表示してるのは2番目のアンプです。という表示です。
その下の”EFFECT TYPE”と書いてあるところをクリックしてみましょう。
115975 B

するとどうでしょう。ここに表示されているのがAXE FX II内に入っているアンプがすべて表示されます。現在のファームウェアがQuantum9.02が最新なのですが、259種類選択する事が出来ます。今後のアップデートでさらにアンプが増える事も十分に予想されます。たとえば今は割とハードで重めの音楽をやっていて、何年か経ってあんまりハイゲインなアンプはいらないなと思った際AXEであればローゲインなアンプも好きなだけ選ぶことが出来るといった何とも贅沢なマシンなのです。
さてお次は先程の”EFFECT TYPE”の少し右上の”PAGES”をご覧ください。
それぞれBASIC、GEQ、PREAMP、POWER AMP、POWER SPLY等の文字が並んでいます。その中のPREAMPを選択してみましょう。その中でプリ管の名前らしきものがあるのですが、そこをクリックすると
93049 B

選ぶことが出来るプリ管が表示されましたね。
これと同様にパワー管も設定できます。
88791 B

たとえば6L6からEL34に変えて出音を変えてみたり。KT88ってどんなだろう。など
色々試せるんです。
音そんなにかわるの??という方も見えますが、確実に変わります。
ぱっと聞いただけでも違いがわかるくらい。
単純に管を変えるだけでなく、バイアスの調整などもシミュレートできてしまいます。
そう。奥が恐ろしいくらい深いんです。
続いてアンプから離れてエフェクトを少しだけ見てみましょう。
今回はリバーブを選択しどれくらいエフェクトモデルが入っているか表示してみます。
93116 B

リバーブだけでこの種類!!豊富なパラメーターがあるので
好きなだけ作り込む事が出来ます。反面よくわからんくなってくることもしばしばありますが….。
リバーブ以外にも現在の音楽シーンで使われているであろうエフェクト群はほぼ網羅されているのに加えクオリティがどれも恐ろしく高く、ピッチシフターの追従性等は他社製品を軽く凌駕しています。

自身も買って数ヶ月は眠れない日々が続いたものです。(遠い目…)
価格もKEMPERやHELIXに比べだいぶお高いですが、それに見合った音、環境をくれるのではないでしょうか

店頭でも展示しいつでもお試しいただけますので、気になる方は是非さわりに来ていただきたいです!!担当が納得頂けるまで説明させて頂きます。

今回はこの辺で失礼いたします。

以上ご覧いただきましてありがとうございました!!

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