壊れたギターも何とかなるようです。
2015-08-03 パーツフロアの黒須です。最近暑いです。
外に出ると汗だく必至です。
こまめに水分を摂らないとやばいです。熱中症になるかもしれません。
最近近所の整骨院の張り紙に書いてあったことですが、熱中症対策としてスポーツドリンクを飲むといいらしいですが、そのまま飲むと濃すぎて大変らしいので、3倍に薄めて飲むといいとか。
体に吸収されやすくなり、口あたりも良くなるとか。
3倍ですよ。赤い文字で3倍って書くと何故か気持ちが盛り上がりますね。
なんでですかね?ぼうやだからですかね??
とりあえず味濃いほうが好きなんで自分は普通に飲みます。
先週自前のテレキャスター風ギターの配線のネタを書いたところ、意外にも好評のお言葉を頂きましたので、調子に乗って再び自前のギターのネタを書かせていただこうかと思います。
今回は
自前のリアハムのストラトのそれっぽい配線を晒します。
それっぽいってどれっぽいのだろう・・・。
とにかくそれっぽいのです。目に入ったそれっぽいものを。
はいデデーン

またです。
また黒に鼈甲です。
黒須だけに黒ってね。
なに言ってんですかね僕。
ちなみにさらにもう一本黒に鼈甲のギター持ってます。黒はくすぐるのですよ。厨二心を・・・。
このイカしたブリッジはWilkinson VSVGです。
Fender規格の6点支持のシンクロトレモロからでしたら無改造で取り付けが可能です。
さりげなく先日入荷後即手に入れたJim DunlopのKen Yokoyama氏のピックも置いてみたり。
大好きなんです。僕。TortexもKenさんも。
常に名札に一枚忍ばせております。
┌(┌^o^)┐
・・・中身を紐解いていきましょう。
いざ、OPEN

2?3ほどそれっぽいものが入っています。
リアのザグリは恥ずかしいことこの上ないので写してませんが叩きノミと気合でハム用に広げてあります。
ザグリが黒くなっているのは塗装ではなく導電塗料を後塗りしております。
Sonic Shielding Paint SP-01を使用しています。
では、エレクトリックマテリアルたちの紹介と行きましょう。
まずは昔のコラムでも紹介したことのある、Xotic XP-SMV500(Smooth Volume)

こちらに関しては以前のコラムにいろいろ書いてありますので是非ご参照下さい。
個人的にたまに遊びでVolumeを絞って使ってみる程度ですが、やはり面白いですね。
Volumeを絞っても音のハリが残ってくれるので使いやすいです。
それにしてもポット裏のハンダが・・・。精進。
どうせならTone側もということでXotic XP-SMT500(Smooth Tone)を取り付けています。

通常のTone配線だとToneを絞っていくと急激にハイの成分が落ちるところがあるのですが、Smooth Tone回路だと急激に変化することなくToneノブの数字どおりにきっちり効いてくれるのでちょうどよいハイ落ち具合を探しやすいです。
真ん中のミニスイッチはリアのハムバッカーのタップスイッチとなっております。

タップスイッチというのは、簡単に言うとハムバッカーの片側のコイルを鳴らないようにすることで、シングルコイルサウンドを出せるようにするスイッチです。
今回はON-ONのミニスイッチを使用しておりますが、ギターの見た目をあまり変えたくない方はスイッチ付ポットなどを使用してもコイルタップの配線は可能です。
僕はコイルタップされているか、シリーズでハムバッカーサウンドが出ているか、視覚的に分かりやすくするためにミニスイッチを使用しております。
配線材はSonic Hook up wire HW-01を使用しております。
非常に柔軟で引き回しもし易く、ツイストすれば適度に癖がついてくれます。
ハンダの熱を食らっても皮膜が溶けないので、非常に良い配線材だと思います。
個人的に最近のお気に入りです。

ぶっちゃけそんな特殊なことはしてないですね。
前回のテレキャスのほうがネタとしては面白いです。
実はこのギター、某所でジャンク品としてボディのみ手に入れたものです。
ネックや配線関係は手持ちのモノや、買い足したりしています。
もしも音が出なくなったり、音の調子が悪くてお蔵入りしてるギターがあったらむしろチャンスです。
どうにかなおしてみませんか?
自分の手でなおしたギター、愛着も一際湧きますよ。
そんな手助けができればと思 っております。
分からないことがあればギャンギャン聞いちゃってください。
それでは、御茶ノ水本店パーツフロア担当黒須でした。
ドロン。