GRETSCHギターのラインナップが一新!ヴィンテージファンもプレイヤー志向も納得の仕様に変更となりました。
2016-05-31 まいどイシバシ楽器 梅田店をご利用頂き誠にありがとうございます。ギター担当の笠井でございます。
先日、某取引先様より『GRETSCHギターのラインナップ一新に伴って、説明会があるので是非来て下さいね!』とお声を掛けて頂いたので、行って参りました!
大阪の卸問屋さんや商社などが集まる本町まで出向き、
会場に到着すると、GRETSCH WALLのお出迎えがっ!!!

アメリカで生まれたGRETSCHギターは、1980年代より実はここ日本にて殆どのラインナップが製造されていることをご存知の方は多いと思います。
そして、その”日本製GRETSCH”は2016年より2つのシリーズ展開をするとのことで、すでにニューラインナップにて製造がスタートしているとのことです。
それでは、先ず紹介させて頂くシリーズはこちら!!
【VINTAGE SELECT Edition】

今まで以上にヴィンテージスペックを意識したモデルとなっており、モデルごとに細部に渡り
可能な限りヴィンテージに近づけた仕様となっております。

↑ブライアン・セッツァーの仕様で有名な6120 Nashville 1959 Chet Atkins Hollow Bodyです。
ヴィンテージ風の塗装となり、グッと雰囲気が良くなりました!

↑ゴージャスなルックスのCountry Clubも落ち着いた色合いが再現されており、
より大人っぽい雰囲気となっております。
このモデルはラッカー塗装が採用されております。
そして、我々も普段は目にする機会はあまり無いのですが、
VINTAGE SELECT Editionの内部構造を確認できるサンプルが用意されていました!

さらに寄ってみます。。。

ごっついブレーシングが確認できますね。
配線と取り回しも丁寧です。
プリセットトーンのスイッチに洒落たキャパシターが搭載されていますが、
GRETSCH製らしいです。
オールドアメリカンなデザインが素敵ですね♪
ちなみに、このVINTAGE SELECT Editionのピックアップは全てTV JONESが搭載されています。
続きまして、全く新しいシリーズのご紹介です!
【Players Edition】

今まで以下のような理由で何となくGRETSCHギター敬遠していませんでしたか?
・デカいし、分厚いし・・・
・チューニングが狂いやすい・・・
・弦交換のときにテールピースから弦が外れて面倒・・・
・ジャックの部分に不安要素が・・・
・ブリッジが固定されていないから、ずれるとチューニングとはオクターブピッチとか大変・・・
こういったネガが部分も含めてGRETSCHギターの味なんですが、
やはりプレイヤーサイドとしては、より実用的な楽器であることが望ましいですよね?
そんなネガな部分を解消すべく、様々な改善がなされているのが、
この【Players Edition】なのですっ!!
先ず、ボディの厚み。
写真右がPlayers Edition。左のVINTAGE SELECT Editionと比べ、薄くなっています。
これで、ギターを抱え込む姿勢から、よりホールドし易いようになり演奏性が向上しました。

パーツ類も新たにリファイン。
・ロック式ペグを搭載。
・テールピースに弦を引っ掛ける方式ではなく、弦を通す方式のBigsbyトレモロユニットを搭載。
(これが一番革新的でした!)

ジャック部分にはメタルプレートが増設され、パーツ交換も容易となり、
安全性も向上しています。

そして、ブリッジは以前のモデルから採用されている”ピンブリッジ”を搭載。
ブリッジベースの底に空けられた小さな穴を、ボディトップに埋め込まれたピンに
はめることで、ブリッジベースが動いてしまうことを防止できます。
さらにまだまだあります!
・フレットにはミディアムジャンボが採用され、軽いタッチでも素早いレスポンスが可能。
・Graphtech社のTASQ(人口象牙)ナットを採用。
・ピックアップは高感度のFiltertronを搭載。
などなど、『弾き易いGRETSCH、扱い易いGRETSCH』をコンセプトに、
ギターとしての基本性能をアップグレードしております。
↓Players Editionで仕様されているパーツ達

↓展示会場でのサンプル群

そして、ボディ厚を薄くすることで内部のブレーシング構造もINTAGE SELECT Edition
とは違う構造にし、よりスッキリとしたサウンドを実現。

【VINTAGE SELECT Edition】と【Players Edition】の内部比較

会場には、【VINTAGE SELECT Edition】と【Players Edition】の他にも
コストパフォーマンスの高さを誇る、インドネシア製のStreamlinerシリーズもありました。

そして、珍しい限定モデルや、お馴染みのケニーファルコンも、もちろんありましたよ。

ダークブルーのペンギン君は個人的にかなりグッときてしまいました!
カッコイイ。。。。

いかがでしたでしょうか?
長年のGRETSCHファンの方々だけではなく、少し興味を持たれている方や
あまり興味の無かった方にグッと歩み寄るニューラインナップになったかと思います。
これからどんなモデルが当店に入荷するかはお楽しみですが、入荷商品は随時当店ホームページに掲載していきますので、楽しみにお待ち下さい!!!!!