ギター調整、クリーニング風景をレポっす!
2015-03-21 さあ今回はおすすめの鼻炎薬の話。ではありません。ギターのメンテナンスについてです。
常日頃新品ギター/ベースフロアで行っているメンテナンス風景をご紹介致します。
え・・・新品でしょ?メンテするの?
するんです!(川平風)
新品だろうが中古だろうがギターは生き物!
手入れは必要です!
それでは、いってみましょう
今回のターゲットはこちらのレスポールタイプ。

まずは指板周りからいきましょう。
●フレット磨き
え・・・新品でしょ?フレットなんて当然キレイでしょ?
ところがどっこい、そうではない個体もあるんです。
ギターが製造されてから店頭に並ぶまで、そのタイムラグは個体によって様々です。
特に海外製品の場合は輸入している関係上大きなタイムラグが生じてしまうものもあります。
時間が経ってしまうとフレットが曇ってきたり、わずかに錆びが出てきたり・・・
そういったものは徹底的にキレイにしちゃいましょう!
こんな感じで。

フレットガードを使い、スチールウールで磨きます。
途中まで進めました。

うん、やはり光沢が違いますね!
・・・え、違いが分からない?
いやいや。よ?く見て下さいちょうど真ん中から右側が磨いたフレット、左側が磨いてない状態です。
ね!キレイでしょ!!
キレイなんだけどな?・・・
筆者のカメラ技術ではこの違いを皆様にお伝えすることができません。
皆様「心の眼」で見て下さい。
いいですか。「右側が磨いたフレット」です。「とてもキレイ」です。
はい次。
●指板保湿
指板の状態が悪いとネックの反りやフレット浮きの原因にも・・・
まだまだ乾燥が気になる季節です。
指板をオイルで保湿してあげましょう。
ぬりぬり

しばらく放置して染み込ませます。
さあ残ったオイルを拭き取りつつ、指板(フレットも)を磨き上げていきましょう。

どうです!?潤いのあるつやつや指板にピカピカのフレット!
Before

↓↓
After

ナイスGood!
●ネックまわりの調整
次は一番重要なネック調整です。
弾きやすさに直結する部分ですね。
ロッドを調整してストレートにしてあげましょう。

ネックの次は弦高、オクターブピッチの調整です。
各メーカーの推奨値を基準に合わせていきましょう。

そしてオクターブピッチを微調整。
地味ですが重要なところです。
最後に音出しチェック。
OK。いい感じです。
これでプレイコンディションに関係するところは一通り終了です。
あとはボディやハードウェア類を磨き上げて完了!
以上が基本的な流れになります。
いかかでしたか。
地味ですよね笑
しかし、とても地味ですが大事な作業なんです。
こういった作業をすることによって、どんなギターでも弾きやすくなるものです。
逆にどんなに良いギターでも、手入れを怠れば弾き難いものになってしまいます。
もし楽器店で必死こいて指板とにらめっこしている店員がいたら、
決して指をさして笑ったりせずに、なま温かく見守ってやって下さい。
当フロアは御茶ノ水という土地柄もあってか、初心者の方のご来店が非常に多いです。
ギター始めてみたい!という方を全力でサポートするのが我々の役目!
やはり最初の1本は
最初の1本でその方の音楽人生が変わってしまうかもしれないですから。
というわけで今日も明日もブログを書きつつ、ギターをいじくりまわしつつ、
皆様のご来店をお待ちしております!
また次回!ボンバ!
JR御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口から早歩きで1分
石橋楽器御茶ノ水本店 1階 新品エレキギター/ベースフロア
担当 オグマ