「パーツの人」の観る ? 3回目 ?

今回は諸事情のためブログからのご案内です!

2014-10-23 「パーツの人」でございます。

”観る”、3回目。今回は諸事情によりブログにて失礼いたしますー。
引き続きトグルスイッチネタです。今回はスイッチの機能・動きについて観てみます。



トグルスイッチの各接点がどの様に動いているかのイメージ図をアニメーションgifで作ってみました。まずは左のボックス型は上から見たとき端子が3個あります。中央がコモン端子の(C)で、両脇が(1)と(2)としています。図であるようにコモン端子を基点として、トグルスイッチのレバーを切り替えることで、(1)、(1)+(2)、(2)と各端子がコモン端子と導通していきます。ボックス型は端子が3個なので判りやすいですね。

右はスイッチクラフトの縦型がベースとなっています。通常、新品の状態ですと端子が5個見えますが、スイッチの動き的には図のようになっています。ボックス型と違うのはコモン端子としたい部分が2個に分かれていて、レバーの切り替えによって、(1)と(C1)が導通、(1)と(C1)、(2)と(C2)がそれぞれ導通、(2)と(C2)が導通となってます。一見、端子の数も違うので難しく考えがちですが、良く見ると(C1)と(C2)を予め接触(ショート)させて1個の端子(コモン端子)としてみれば、ボックス型と同じ動きになります。なのでオープンタイプのトグルスイッチは、殆どの場合で、(C1)と(C2)端子を内側にやや折り曲げ両端子を接触させてハンダ付けします。

あとはコモン端子を出力、(1)と(2)にピックアップからの入力とみれば、各ピックアップを切り替える機能になります。ちなみにスイッチクラフトの中央の端子はアース用の端子になります。良く観るとトグルスイッチ本体のフレームに繋がっていますね。ボックス型で言えば外装の金属部分のアース落しと同じ意味合いです。



こちらの画像はオープンの国産タイプ(左)とスイッチクラフト(右)の画像です。観てみると端子の数は同じ5個ですが方向が違います。が、これも難しいことは無く方向が違うだけでスイッチの機能は全く同じです。中央がアース用の端子で、内側2個がコモンにする端子、両脇がピックアップを入力する端子ですね。オープンタイプであればこれら端子の動きを見て判断する事が可能です。これ大事。



こういった各端子の動きは、トグルスイッチを横から観ながらレバーを動かし、接点が付いたり離れたりを観ることで確認ができます。正にこれがスイッチングをしている状態ですね。単純に接触しているから電気が通る、接触していないから電機が通らない、というわけです。更に観ていくと、接触している金属板を目で追っていけばどこの端子に繋がっているかが判ります。そうすれば、どの端子とどの端子がレバーの動きによって切り替えられているのかが判り、どの端子に何を繋げればよいかが判断できます。先のアース端子の判断もフレームに繋がっているからでした。これも目で追ってみると判ります。

ちなみに箱型は密閉型ゆえレバーを倒した方向に対してどの端子が導通するかが観て判断できません。ぶっつけで配線するかテスターを使うかetc・・・。その点でもオープン型は観て判断できるのです。

大雑把にいえば金属と金属が接触しているから導通する。金属と金属が離れてたり、絶縁材で仕切られているから導通しない。ギターにおけるスイッチはそんな感じで捉えていただければOKかと思います。

それでわ!

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