1960s Gibson Banjo


GIBSONの4弦テナーバンジョーが入荷しました。
2010年の災害によってGIBSONはバンジョーの製造を中止しました、以降バンジョーの製造を再開することなく現在に至ります。
この1960年代のバンジョーはBOWTIEの形をしたポジションマークが象徴的です。このBOWTIE仕様のバンジョーは1954年から60年代の終わりまでしか作られていないため、私たち愛好家がflatt & scruggsのアルバムジャケットに描かれた印象的なGIBSONバンジョーを手に入れるには、必然的にヴィンテージという選択になるのです。
こちらは同仕様の4弦テナーバンジョーです。
BOWTIEインレイ


これがBOWTIEインレイです。白いマザーオブパールが角度によって薄いグリーンやピンクを含む光を反射します。
最終フレットには長方形のMASTERTONEインレイがきらりと光ります。
ヘッドの形


ヘッドは一般的なフィドルヘッドではなくギター型です。このヘッドのシルエットがBOWTIEインレイとマッチし、全体が均整のとれた外観となっているのです。
リゾネーターはサンバーストです。これらもこの時代を象徴する個性的で魅力的な仕様です。
メッキパーツとバンジョーペグ



ペグ、テールピース、アームレストなど全てオリジナルです。金属パーツはクロームメッキであることから、1965年以降、60年代後半の製造とわかります。アームレストを止めるネジにはワッシャーが付けられています。ヘッドの裏もビンテージらしく年季が入っています。4つのバンジョーペグも印象的です。
リゾネーターの内側



これがリゾネーターを外した内側です。リゾネーターはマホガニーで、独特の柔らかいサウンドが特徴です。
リムは5層の合板で、GIBSONバンジョーの中では60年代後半はリムの厚みが薄型です。これもまた60年代の象徴的な仕様と言えます。この時代以降、1970年に厚いリムへと変更されることとなります。
シングルロッドで、この時代のBOWTIEにはリム内側のステッカーは無く、シリアルナンバーの刻印等もありません。シリアルナンバーはヘッド裏に打刻してあるのみです。独特の柔らかく温かみのある、60年代GIBSONバンジョーならではのサウンドです。
おわりに

独特の柔らかく温かみのある、60年代GIBSONバンジョーならではのサウンドです。今となっては手に入りづらいGIBSON BOWTIEのテナーバンジョーです。独特の温かいサウンドをお楽しみください。お問い合わせお待ちしております。
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