どうも皆様こんにちは!
イシバシ楽器 御茶ノ水本店 PRSフロア担当 フクダでございます!
今年2025年は、PRS Guitars社の創立40周年を迎えるアニバーサリー・イヤーです。1985年に設立された同社は、高い技術力と革新的なデザインでギターブランドの新たな基準を打ち立て、今では世界中のミュージシャンから支持される存在となっています。設立当初から「最高の音とプレイアビリティ」を追求してきたPRSは、これまで多くの革新的なモデルを世に送り出し、その時代の音楽シーンを常にリードし続けてきました。
そんな記念すべき節目の年にあたり、PRSが発表したのが「40th Anniversary Custom 24」。PRSのフラッグシップモデル「Custom 24」をベースに、40年の歴史と進化を凝縮した特別な仕様が盛り込まれた一本です。PRSならではの美しい仕上げや細部へのこだわりはもちろん、現代のプレイヤーが求める機能性も徹底的に追求されています。
今回は、この「40th Anniversary Custom 24」の魅力を徹底的に深掘りし、そのスペックなどを詳しくご紹介いたします。ぜひ最後までお楽しみください!

40th Anniversary Custom 24 Limited Edition Sub Zero Smokeburst【S/N:24 0394593】
販売価格:¥ 888,800 (税込)


Body Section
ボディトップにはCoreモデルでは一部のリミテッドモデルにのみ採用されている厳選されたアーティストグレードのフレイムメイプルを採用。
きめ細かくはっきりとした杢目がさすがの一言につきます。
ボディバックには定番のマホガニーを採用しております。


ここで特筆すべきポイントがボディ・エッジがより深いカーヴを描く「レトロ・ヴァイオリン・トップ・カーブ」を採用。
現行モデルはなだらかなアーチがついておりますが、40th Anniversary Custom 24には初期Custom 24のような角が立ったアーチがついております。
ルックスもヴィンテージPRSのような風合いで非常にかっこいいです。


※アーチの比較画像です。


Neck Section
Pattern Thinシェイプのマホガニーネックに指板にはジリコテが採用されております。
ジリコテは美しいコントラストのある杢目が特徴で、濃淡が複雑に入り組んだ模様は、芸術的な魅力を持っています。
また明瞭でレスポンスのよい音響特性を持ち、指板に採用することで深みのあるトーンを持ちつつ、ややシャープなサウンドを狙ったものかと考えられます。
本モデルと同時に発表された「Private Stock 40th Anniversary McCarty Dragon」にもジリコテネックが採用されており、音へのこだわりが強いPaul Reed Smith氏が、現在最も注目している木材の一つであることが伺えます。
またアウトライン付きのオールド・スクール・バード・インレイ、プリ・ファクトリー期の個体に見られるヘッドストック・イーグルなど、初期のPRS製品への敬意を表したオマージュとなっています。

Pickups
ピックアップには新開発のDMOトレブル&ベースを搭載。
DMOは【Dynamic】【Musical】【Open】の頭文字に由来し、ポール・リード・スミスと新製品開発部門のエンジニアリング・チームによって、広がりと透明感のあるサウンドと歌声のような豊かな表現力を目指して設計されました。
実際に弾いてみましたが、現行の85/15ピックアップと比較して中高音域にピークがありウォームで高音域の角が取れたヌケの良いサウンドを出力します。
「85/15ピックアップだと少しトレブリーに感じる」という方にはもってこいのピックアップとなっております。
40周年という節目にふさわしい、PRSの「40th Anniversary Custom 24」は、ブランドの伝統と革新が見事に融合した特別なモデルです。Paul Reed Smith氏が音への情熱と妥協のないクラフトマンシップを注ぎ込んだ証と言えるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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