読んで損なし!その後検討!!
2010-10-03
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【Fender USA】
Gibsonと並びギターユーザーでは知らない人はいない“Fender USA”。
エレキでG社に先行されていたF社でしたが、ソリッドボディーの量産型エレキギターの発売はこちらが一歩先輩であります。(1949年テレキャスターの前身であるエスクワイヤー)
なんといってもその製法が当時としては実に斬新、ソリッドボディーとネックをボルトで接続し、ネックの表側に直接フレットを打ち込んでそのままフィンガーボードにするという(メイプル指板)ユニークなもので、その他にも大量生産体制を可能とするアイデアと、一方でクオリティーの確保も実現してきました。
また54年にストラトキャスター、58年にジャズマスター、以後ジャガーなどなど、いずれも後年名器とされるほどの長きに渡って人気を博しました。
フェンダーエレキ各モデルユーザーに名を連ねるそうそうたるスーパーロックギタリスト達、ギブソン系に比べればテクニカルなプレイヤーが多いですね。
基本的にシングルコイルなので音の太さはギブソン系には負けるものの、持ち前の鋭角なサウンドでアンサンブルを引っ張るあたりはまた格別なものがあります。
80年代に入り、オリジナルストラトにハムバッカーPUを搭載するカスタマイズも流行してゲイン不足も克服、(改造しやすかったというのも特徴です)
それにヒントを得た新興ブランドのメタル系エレキギターは、ほぼ基本的にストラトを基準としたものでした。
トリッキーなプレイに欠かせないヴィブラートユニットもそれがなければ再現できない名曲の数々を生むなど、その機能が1950年代にすでに完成されていたということが驚きでもあります。
高級エレキギター市場は割と保守的で、発売されているモデルの商品名の多くに年代の冠が付いています。つまりその時代のスペックを持ったものであるという(高価になればなるほど忠実に再現)のが売り文句になる体質があるのですが、今回の筆者お薦めの機種としては敢えて懐古趣味(失礼!)を排してみましょう。
AMERCAN DELUX シリーズはいかがでしょう。
22フレットを採用、S1スイッチでファットなものからシングルコイルならではのシャープでクリーンな音まで多彩なサウンドが引き出せます。
ジャンルを選ばない一本、ギターで仕事する人には便利ですよ。