Rage Against The Machine /Live at the Grand Olympic Auditorium

今日のお勧めの一枚は圧倒的なライブバンドとして90年代を圧巻した
レイジ・アゲインストザ・マシーンの最初で最後のライブアルバム「Live at the Grand Olympic Auditorium」のご紹介

2000年9月録音。(当時僕は多感な19歳)
アルバムを聴いて頂くとその爆発するエネルギーと激情、暴動の様なオーディエンスのテンションに圧倒されます。
当時ミクスチャーロックという言葉が流行りはしていましたが、
レイジは当時からかなり異質で政治色や明確な意思表示が存在する稀有なバンドでした。
(チェゲバラの肖像画が掲げられ、アンプの前などに星条旗が逆さまに吊る等)
ブラッド・ウィルクの地響きの様なドラミングとティムフォードの太く唸るベース、トムモレロのザクザクした
マーシャルテレキャスサウンドとノイズギター、そしてヴォーカルザックの怒りのリリック
メンバーのバックグラウンドとしても混血、メキシカン、人種差別があり、
カウンターカルチャーとして明確な意思表示が
遠く離れた島国の少年である僕も「かっちょえー」と当時大きく感銘を受けたものです。

2000年代混乱と不穏な空気を
「Know Your Enemy」という曲の中で「お前の敵を知れ」と切り裂いていくサウンドは今聴いてもかなり胸が熱くなりますね。
苦しくもこのライブの後レイジは解散、1年後の
2001年にはアメリカ同時多発テロ事件(9.11)発生と時代は更に混乱を増していきます。

ロックはやはりその時代を色濃く反映されており、ロックの歴史を知る上でも非常に重要な一枚だと思います。
ただ政治や宗教など小難しい事は抜きにして、ロックンロールの本来持っている初期衝動、反骨精神や破壊衝動(既存の価値観の破壊)をここまでシンプルなバンドアンサンブルと熱量で体現出来るバンドは個人的には存在しておらず、僕の中では最高のライブロックバンドとしてレイジがあります。
二十歳頃に聴いた音楽がやはり自分の核になりますね ・・・・! 当時憧れたパイセンから教えて貰った思いでの一枚。
体で体感する様なヘビィロック、(純粋な音程の重さだけでなくバンド自体が重い)を聴きたい方は是非聴いてみてください!
今日の店長のお勧め一枚でしたー。

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