このブログでは渋谷店に入荷しました珠玉のヴィンテージ商品をご紹介していきます。
1972年製ストラトキャスターが入荷致しました。
1950年代に誕生したフェンダー・ストラトキャスターは世界中の多くのミュージシャンに愛され、今日に至るまで、数々のギタリストが使用している事はもはや説明不要かと思います。
















今回入荷した1972年製はフェンダーがCBSに買収された後の1本。ラージヘッドにヘッド側からのトラスロッド調整が可能なブレット。
3点留めのネックプレート等、1950年代から1960年代中期までのフェンダーとは異なる点が多い仕様に。
70年代はアッシュ材をボディーに使用した個体が多くございますが、こちらはアルダーを採用。
ネックデイトは22DEC72Bとスタンプされており、1972年の12月22日に製作されたBネックである事が判明しています。
ピックアップは全てグレイボビン。デイトはフロント/リアが”185172″。センターは”275172″で全て1972年製のオリジナルで間違いありません。
セレクターはCRL 1452刻印の入った3ウェイタイプ。キャパシターはサークルD。
ポットデイトはボリュームのみハンダで判別が出来ませんが、トーンはどちらも72年製。センタートーンには”MEXICO”の刻印入り。
この時期メキシコにCTSの工場があったらしく、少しレアなパーツとなっています。
ブリッジはプレートとブロックが一体式のダイキャストタイプ。アーム挿入口の裏面に穴が開いていない事からこのタイプの初期頃の物と思われます。
ペグは全てフェンダーFキーですが、4弦ペグの部分に穴が一つ開いており、
他のペグ部分には開いていない為、製造段階で工場にて開けられた可能性もございます。
ナットはオリジナルから交換されており、フレットもリフレットと思われます。
フレットに塗装が乗っている箇所があり、ネック全体にオーバーラッカーを施している可能性がございます。
ボディー側のネックポケットにはネックが動いてしまうのを防止する為のスペーサーが貼られています。
長く使用する上での必要な補修が施されており、全体的には良好なコンディションをキープしています。
焼けたホワイトの塗装や露出した木部など、正に至高のビンテージルックス。気品すら感じられる見事な歳の重ね方をした個体となっています。
重量も約3.38Kgとかなりの軽量!!アルダーらしい素直なサウンドと70年代らしいトレブリーなサウンドの融合が心地良く、いつまでも弾いていたくなるような1本です。
人気のアルダーボディーのオリンピックホワイトです。是非とも一生物としてお迎えしてみてはいかがでしょうか。
SPEC
Wood Material
Body:Alder
Neck:Maple
FingerBoard:Maple
Neck Date:22DEC72B (1972/12/22)
Pickups Date
Nack PU:185172 (1972)
Middle PU:275172 (1972)
Bridge PU:185172 (1972)
POT Date
Volume:XXX XXX33
Neck Tone:137-723X (1972)
Middle Tone:MEXICO 137-7243 (1972)
Capacitor :Circle-D Type(.05Z 100V)
Selector:CRL 3-Way (CRL 1452 PAT.NO 2503885)
Bridge PAT.NO:010347
Thank you,Sold Out!!
渋谷店VINTAGEブログ>>
