レアなハードロックメイプル仕様!!オススメのヒスコレレスポールが入荷しました♪

まいど!!お世話になります。
イシバシ楽器 梅田店 寺井です。

朝晩に肌寒さを感じる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この時期になるとストレンジスメルなカメムシが大量発生しますね。こないだ洗濯物のタオルに2~3匹ひっついていて、妻がパニクっておりました。
カメムシといえば、私の故郷ではホウムシと呼んでおりました。地域によってはヘコキムシなどとも呼ばれているそうです。ブラジリアンローズウッドをハカランダと呼ぶように、様々な呼び方を楽しみたいと思います。

カメムシもホウムシも同じ虫ですが、メイプルとHRMは一味違う?オススメの中古レスポールが入荷しました!!

【中古】 Gibson Historic Collection / 1958 Les Paul Standard Reissue HRM Double Dirty Lemon

商品ページはこちら↓↓
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800002003850

2018年製のギブソンカスタムショップ・ヒストリックコレクション、1958レスポールリイシューです。
2014年に一旦製造終了となったヒストリックコレクション(ヒスコレ)ですが、2018年に電撃復帰をはたして今に至ります。
ヒスコレラインナップの中でも大注目のレスポールリイシュー、中でもこの個体はレア仕様となっております。

バーストのカラーはDouble Dirty Lemonを採用。デフォルトのチェリーサンバーストから褪色し、バーストのコントラストにおいてバックライトの役割となるイエロー層が主に表出した、通称レモンドロップと呼ばれる風合いを再現しております。単純なイエローではなく、やや飴色がかったニュアンスが渋く、味わい深いルックスです。

HRMとはなんぞや?

ついついメロイックサインを掲げてしまいそうな3文字ですが(?)、トップ材のメイプルがHard Rock Maple(ハードロックメイプル)ということを示しております。
ハードロックメイプルとは、レッドツェッペリンやディープパープルみたいな音がする・・・というわけではなくて(←わかってるわ!!)、厳選された硬質なメイプル材という意味でございます。

1950年代、当時ギブソンはアメリカ合衆国で北東部に位置するミシガン州カラマズーに拠点を置き、そこは近隣に五大湖があるアメリカ国内でも屈指の寒冷地方でした。
カラマズー近隣で伐採されたメイプルはいわゆるイースタンメイプル、しかも寒冷地方で育つことで木材がギュッと詰まり、より硬質なメイプルとなります。ヴィンテージレスポールの多くに採用されたイースタンメイプルの特性を基に、厳選されたメイプルをハードロックメイプルとして特別なモデルに使用しております。

ちなみに、HRMは私が手書きしたわけではなく、ギブソンにてシリアルと出荷履歴を検証し、ハードロックメイプルであることを確認しております。

この画像を見る度、自分の若さと細さに胸がギュッとなります・・・おーん(泣)
トップ材の選定はそれこそ千枚単位の中から目視で行われるのですが、選定のスペシャリストといえば画像左の人物、元ヒストリック・プロダクト・マネージャーの故エドウィン・ウィルソン氏です。
ギブソンカスタムショップ創設メンバーの一人として、長年に渡ってこのプロダクトに携わり、2017年に退職するまで多くのレガシーを残したギブソンレジェンドです。
もちろんハードロックメイプルの選定もエドウィン氏が大きく関わっております。日本人ディーラーがガシガシと選定する様を一歩後ろからじっと見つめ、「あぁこれはハードロックメイプルだよ」と言うなりスッと一枚の板材に手を伸ばし、塗装時の仕上がりをシミュレーションするため揮発性の高いスプレーを板材にあてると、板材の雰囲気が一気に変わったことを今でも覚えております。目の付け所の違い、材選定の目利きの鋭さは流石というほかなく、レジェンドの仕事ぶりを目の前で体感しました。

今回ご紹介する個体は2018年製ということで、製造時にエドウィン氏は直接関わっていませんが、木材を切り出した時点でHRMとして選定されているということで、エドウィン氏が選定に関わったことは十分に考えられます。
ハードロックメイプルとして選定するポイントなど、エドウィン氏のイズムは現在のギブソンカスタムへ受け継がれており、2023年に逝去されたエドウィン氏がギブソンに残したレガシーは、今もなお世界中のギブソンファンを魅了し続けます。

話をこの個体に戻しましょう・・・。
外見は杢目がしっかりと詰まっており、多くのフレックが見られます。サウンドもクリアで立ち上がりが良く、音像のはっきりとしたサウンドを聴かせてくれます。
デフォルトではプレーントップの58モデルですが、杢目がしっかりと浮かび上がって非常に良い雰囲気です。

いやぁ、これは呑めますね・・・。

光を当てるとこれまた違う表情を見せてくれます。シーンにより様々な表情の違いを楽しめる・・・バーストレスポールならではですね。

デフォルトではアニリンダイチェリーのバックカラーですが、バインディングへのアニリンダイのにじみもなく、元々ブラウンカラーで仕上げられているものと考えます。
トップカラーが褪色しきった風合いを表現したレモンドロップ系ということで、バックカラーも赤みが抜けた風合いでより自然な印象です。
答え合わせのように仕様の付け合せを想像するのも楽しい一時ですね。

58モデルにはオリジナル同様細めのフレットが採用。また、ネックシェイプはフラッグシップモデルであるTrue Historicシリーズの1958モデルのシェイプが採用されており、以前のヒスコレ58モデルより若干薄めになっております。
時代によって多くの仕様変更があったヒスコレですが、ネックシェイプは時代によって大きく異なります。初期~2000年前半のヒスコレ58LPのネックシェイプはかなり太く、好みが分かれるところです。それに比べると2018年製はスリムな印象で、USAレギュラーと比較するとやや肉厚ですが、サイドの仕上げも丸みを帯びて握りやすく、多くのプレイヤーにフィットするシェイプに仕上がっております。

ピックアップにモデル表記はありませんが、交換跡もないためオリジナルのカスタムバッカーと推測します。
某レジェンダリーギタリストのレスポールを再現するにあたり、その個体に搭載されたピックアップを元に生み出されたカスタムバッカー。ハードロック・メイプルのポテンシャルを活かし、木材本来の鳴りをしっかりとアウトプットしてくれます。
レプリカとはいえ、バンブルビーの存在感はグッときますね・・・。

というわけで、ハードロックメイプルを使用したレアな逸品、風合いもサウンドもスペシャルなレスポールです!!
クラシックロックにぴったりな、プリミティブレスポールサウンドを存分に堪能してください。

商品ページはこちら↓↓
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800002003850

今回ご紹介させていただいた商品について、お問い合わせはいつでもお申し付け下さいませ。

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