往年の名機がズラリ……「TOMITA MEMORIAL MUSEUM」ブースレポート!!
2016-11-06 皆様こんにちは デジタル担当の浦本でございます。先日も告知させて頂きました
「楽器フェア2016」
私もモチロン行って参りました?
デジタル関連ですと多数新製品が展示・デモンストレーションをしており、
今から年末年始がとても楽しみになっております。
詳しい製品の記事はこちらからッ!!
そんな新進気鋭な製品が展示している中、異彩を放っているブースが……..

TOMITA MEMORIAL MUSEUM

日本のシンセサイザーのパイオニアといえる富田勲先生が当時実際に使っていた機材が
この3日間「シンセフェスタ16 / SYNTH FEST 16」ブースにて公開されておりました!!
富田勲先生と言えば……
虫プロダクション関連アニメーションや数々の映画・テレビ番組の劇中音楽を作られておりましたが、
日本で初めてアナログシンセサイザー(モーグシンセサイザー/III-P)を個人で所有し、その後
今も名盤として語り継がれている「月の光」を皮切りにシンセサイザーの可能性を探求した作品を
多数輩出し、世界的にも評価されております。
晩年も活発に制作活動はもちろんシンセサイザーの講習も行い、
若い音楽家にも深い影響を与えておりました。
そんなレジェンドが愛した機材をいくつかピックアップしてみましょう
まずは70?80年代様々なジャンルのアーティストが挙って使ったProphet-5 , Jupiter-8

当時としてはこのサイズ・値段面でポリフォニックでシンセサウンドを出せたのは相当な衝撃だったはず。
現在両機種とも復刻版・正統後継機が発表されており今もなお前線で評価され続けております。
そして幻の名機「コスモシンセサイザー」

重厚なシンセシステムにサンプラー・シーケンスを搭載し、シンクラヴィアやフェアライトと一緒に
ワークステーション・シンセサイザーの先駆けとしてcasioから発表されました。
富田先生も「ドン・コーラス」「サウンドクラウド」にて実機を取り入れて制作したとのこと。
更にはYAMAHAのCS-80

アナログ特有の不安定さで、独特のモジュレーションサウンドを可能とし、
数々のプログレ系のアーティストにも愛用されていました。
本体サイドには冨田先生直筆のサインが!

そして代名詞「MOOG / ?」


俗に言うタンスシンセと呼ばれるものですが、いつ見ても圧巻です。
とても巨大なシンセシステムですが出せるのはモノフォニック。
「えっ!!」と思われるかも知れませんが、これがロマンなんです。


他にも多数メロトロンやROLANDのSYSTEMシリーズ・RE-201等
意外な機材もあり本当に貴重なものを見させて頂きました。
そして現在は本当機材に恵まれているんだなとしみじみと感じております。

イシバシ楽器でも復刻モデルはモチロン、同じヴィンテージ機材も多数取り扱っております。
憧れの名機をお探しの方は是非とも一度ご相談下さい!!
お待ちしております!!
デジタル担当 浦本