どのStubbyがお好き?
2016-08-14
指先のニュアンスを弦に送り込む重要なアイテム「ピック」
ギターを弾くうえで重要なアイテムでありながら、1枚100円(税抜)で買えてしまうお手軽感。
しかし、その求めやすい価格は複数の異なるピックを手に取ってしまう罠である。
罠にはまった者は皆、旅に出ることになる。
ピック探しの旅に・・・
そんな罠にかかってしまった旅人達を、迷宮へと誘う「ピック探訪記」。
そんなブログを書いてる私も、当然罠にかかった側の人間でございます。
旅人歴20年の私が、旅の途中に出会ったピック達をチョコチョコ紹介していきます。
今回は、Jim Dunlop のStubbyシリーズをご紹介。
まずは、ラインナップ紹介。
Stubby(サイズ比較対象:Jim Dunlop Jazz3)

Big Stubby(サイズ比較対象:Fender 451Shap 一般的なティアドロップ)

Tri Stubby(サイズ比較対象:Fender 346Shap 一般的なおにぎり型)

3種類の形状と、厚さ(1mm,2mm,3mm)があり、いずれもLEXAN(レキサン)ポリカーボネートという素材で作られており、透明度が高くアクリルに近い外観は、100円には見えない高級感があります。
軽量かつ耐衝撃性が高い素材で、車のヘッドランプやテールランプのレンズ等にも使用されてたりするみたいです。
ジムダンの他モデルは、ほとんどが厚さを細かく分けているにもかかわらず、Stubbyは1mm刻みになっている為、最も薄い1mmの次はいっきに2mmになってしまいます。ここまでの厚さになると、全く反りません。
全く反りませんが、かなり鋭利にシェイプされた先端に向かってなだらかな傾斜がついているので、軽い力で弾けます。(画像はBig Stubby 3mm)

Stubbyのもう1つの特徴でもある中央の凹み。(画像はBig Stubby 3mm)

良好なグリップ感を生み、余分な力を使わずに弾くうえでナイスアシストをしてくれます。
その反面、持つ所を限定されてしまうので、好みが分かれる部分でもあります。マイナスになりそうな要素をちゃんと書くなんて、俺エライ?
そんな好き嫌いがはっきり分かれそうなStubbyですが、ナイロン素材が存在します。知ってました?
Big Stubbyのみで、厚さはこちらも1mm,2mm,3mmがライナップ。

ナイロンが持つ柔らかな質感と、Stubbyが持つ弾き心地のハイブリッドなピック。
個人的にはベースに使うが◎でした。
はまると抜け出すのが困難なエクストリームなピック Stubby。
一度はいかがです?