SYMPHONIQUE ゴールドプレート、JAZZ シルバープレートが入荷!
2015-05-28 もうTシャツを着たくなる陽気になってまいりましたが、この陽気のせいでやる気を失う5月病っていうやつが流行し始める頃ですね。5月病に負けないハイテンションなトランペットが入荷!!
ご紹介いたします!
ジェローム・カレ!

ジェローム・カレ氏はトランペットのコーチ活動をしながらも、自ら最適な楽器を求めて楽器製作にも精を出すすさまじいパワーの持ち主。
現在はトランペット製作は終了し、レッスン活動に専念している模様ですが、残されたトランペット達は世界中へ散らばり愛され、そして演奏される楽器へとなったのでした。
そしてなんとそのジェローム・カレのトランペットが中古でウインドパルに入荷しました!
しかも2本!!
一本目 JAZZ シルバープレート仕上げ
ジャズモデルって結局どこがどうジャズなんじゃ?って方、コレをお試しいただきたい。
ヤマハがJAZZを謳うと、細ボアででかいベルで仕上げることが多いのですがコレは太いボアで尚且つでかいベル。でかいです。ピアノからフォルテのコントラストが素晴らしく、メイナードファーガーソンみたいなスーパープレイにもってこいの一本!
と言うか筋トレとジョギングをしたくなる一本ですね。

二本目 SYMPHONIQUE ゴールドプレート仕上げ
シンフォニック! これも正直なところ名前だけ聞いてもイマイチピンとこないネーミングです。
オーケストラ向きなのでしょうか?華やかでキレがありますが、耳障りが良く非常に心地の良い音色です。ゴールドプレートがもたらすものなのか、設計がもたらすものなのか・・・
ちなみにゴールドプレートですが、残念ながらオリジナルかどうか判別が付きません・・・ごめんなさい。JAZZと比較するとやや抵抗感が強いのもポイント。

偶然2本揃っちゃったので比較して見ましょう!
結局JAZZとSYMPHONIQUEって何が違うのでしょうか・・・?

刻印。おしゃれですね。

.464インチボアです。11.78mmですね。ヤマハのLボアは11.73mmだったと思いますので、けっこう太いようです。

.470インチボア。大きくなっちゃいました。およそ11.93mmボアって・・・キングのトロンボーン3Bが12.9mmぐらいでしたよね(笑)
というかシリアルの刻印位置が違うのはどういうことなんでしょうか? どうやら結構年代が違うようです。

メインチューニングスライド。シンフォニックには巻き返しが付いています。

ちなみにシンフォニックの3番トリガーはこんなところに。 カッコいい?僕は好きです。

ボトムキャップは同じような感じです。

ベル径がJAZZは127mm、シンフォニックは123mm。
ピストンを外してみました。

矢印の箇所に注意。

そうです。
シンフォニックはボアの面が取られていますね。
でも製造年が違いそうですし・・・ただの気まぐれかも知れませんが・・・
3本とも、それぞれ比較してみるとやっぱり面取りの雰囲気が違うので、何か意図があるのでは??
という考察でした。
さて現在ウインドパルには2本とも展示中です!
吹奏感・サウンドは言わずもがな全く異なる2本。
試奏・比較はお気軽にどうぞ?!
担当 こばやし