ブリッジ交換でベースをアップグレード
2015-03-15
ベースにおいて、もしかするとピックアップより交換されることが多いかもしれないパーツ「ブリッジ」。
今回は、ベーシストなら一度は交換を考えるであろうブリッジについてご案内させていただきます。
一般的なプレベ/ジャズベに多く使用されているこの2タイプ。(画像右下の数値は、当店で計測した重量になります)

モデルによって差はありますが、このタイプは100グラム以下の物がほとんどかと思われます。
そして、交換候補がこちら。

Fender 60sに対して比較的軽量なものでも、2倍近い重量があり、最重量のものですと約2.5倍もの重量アップになります。
重量アップの他に、サウンド面に影響するのが、弦振動のロスを軽減する機能の有無がありますので、その一部をご紹介いたします。
ベースプレートにイモネジを落とし込む溝が彫ってあるタイプ。(GOTOH 201B)

ベースプレートの両端でサドル全体を挟み込むタイプ。(Freedom Custom Guitar SP-BB-03)

このような構造を持つことで、サドルが横方向に動いて逃げてしまう力を抑え、安定した弦振動を得ることができます。
個人的な見解ですが、ブリッジの重量を上げることで低音の輪郭がハッキリとし、サドルの横ズレによる弦振動のロスを軽減する構造を持つものは、サスティーンも伸び、まとまりのあるサウンドになる傾向があります。
その他の交換候補として、チタン素材のサドルを使用した物や、

かなり独自の構造を持った物があり、

サウンド面、ルックス面での変化が楽しめますので、愛器のグレードアップをお考えのお客様は、ブリッジ交換してみませんか。