このブログでは渋谷店に入荷しました珠玉のヴィンテージ商品をご紹介していきます。
1939年製、所謂プリウォー期の000-28が入荷。
シリアルは719XX、ボディサイド&バック、ヘッドプレートにブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)を使用している貴重なヴィンテージOOO-28の本機。ナット部分の指板幅約45.0㎜、12フレット部分の幅約57.6㎜、サドル部分の弦の幅約59.0㎜となっております。クラプトンが使用していたOOOも1939年製で有名ですね。











本機は、ブレーシング・ブリッジ・ピックガード・バインディングの再接着、ネックリセットに指板修正、ナット・サドル交換、フレット交換、ブリッジプレート交換、ペグ交換、オーバーラッカーがございます。また ボディの割れ部分にパッチを当て割れ止め修正を数か所しております。
80年以上前に製作されたという年式相応の使用感・ダメージや修理歴は多くございますが、しっかり直されながら長年使用されており、それらも正に「歴戦の証」とも言えるでしょう。またサウンドにおいても現行モデルやリイシューモデルなどとは比べてはならない程に「別格」のサウンドへと昇華している印象を受けます。
素早く輪郭のはっきりとしたアタック、非常にクリアで澄みきったサスティーン、ハカランダ特有の油分を含んだウェットで芯の太いトーンが魅力です。生鳴りも非常に大きいなことも特徴です。フィンガースタイルは勿論ですが、ピックでストロークをした際のボリューム感、鳴りに驚かされます。それでも暴れすぎず、低音もディープながらすっきりとしているので、マイクレコーディングではキレイに録音できるでしょう。
ガンガン持ち出して現場で使うにはいくらか躊躇してしまいそうですが、是非プレイヤーの方にはお試しいただきたい1本です。
年々国内流通量も少なくなり、価格の高騰が続いているヴィンテージギター市場ですが、特にプリウォー期のマーチンはご案内できる機会が少なくなってしまいました。
ぜひこの機会にご検討くださいませ。詳しくはイシバシ楽器渋谷店までお気軽にお問い合わせくださいませ。
【Vintage】Martin / 1939 OOO-28【渋谷店】
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