RADIO HEAD 『KID A』/2000年
店長の 今日のお勧めの一枚 Vol.5 はRADIO HEAD!
今から24年前（衝撃！）のレディオヘッドの名盤。
人は二十歳位に聴いた音楽がその人の軸になる的なお話を聞いた事がありますが、私にとってはこのアルバムが正に軸となると思います。（皆様は如何でしょうか？）
レディオヘッドの魅力として3人によるトリプルギターアンサンブルが前回のアルバム『OK Computer』で極限まで完成された素晴らしい名盤であったのに対し、
このアルバムではほぼギターは排除され、電子音、ノイズ、アンビエント、当時ではエレクトロニカ、音響系という様な解釈で構成されたアルバムになっております。
僕世代のレディオヘッドファンは『OK Computer』派か『KID A』派に分かれる事が多いですが内相的な僕は断然『KID A』になります。。。
（職場の先輩はOK派でしたね。。。）
私自身はこれの影響でギターミュージックだけでなく、現代音楽やらアンビエント、テクノハウス、エイフェックス・ツインやらジョンケージ、
ラブパレードやらダムタイム、非常階段、ボアダムス、ゴアトランス、と個人的にもここから色々と音楽を探れたのが面白かったです。
またアートワークを手がけるスタンリー・ドンウッドのジャケットも素晴らしく、当時の時代とバンドの思想を反映したデザインになっております。
90年代のグランジオルタナティブが94年カートコバーンの自殺によって収束していき、
97年に『OK Computer』が発売、2000年代の幕開けと共に新たなシーンが活性化する象徴の様なアルバムだったと思います。
これも最近レコードを購入しましたが、YOUTUBE等で検索、サブスク等を使用したらいくらでも無料で聴ける時代ですが、
やはりレコードの重みを体感し、ジャケットを眺め、音楽を楽しむというスタイルはやはり捨てがたく、この辺りもレコードファンが増えている所以かなと思います。
このレコードを聴くと当時の心境がかなりリアルにフィードバックする人生の一枚になってますね。
皆様のそういった一枚を教えて頂ければ幸いです。
店長の今日のお勧めの一枚でした。
心斎橋店2Fにはレコードコーナーがございますので、アコギを選ばれるついでにこちらもお立ち寄り頂ければ幸いです。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
