
イシバシ楽器 心斎橋店に過去入荷した数々の伝説をご紹介する新コーナー
【レジェンダリーな俺たち】
第2回は、担当者大好物の「ジャパヴィン」です!
Ibanez AW-200


伝説の国産上質ギター、Artwood。
名実を伴った数少ない本格派。
その中でも第二期にあたるラインナップの頂点に君臨したモデル。
自ずと生産数、実存する個体数も極小です。
それまでの木材の良さを徹底的に追求したスタンスは引き継がれつつ、アバロンの豪勢なインレイをふんだんに盛り込んだ高級モデル。
外観だけを競い合っていた当時の競合とは一線を画したブランド構築は今なお信頼される所以です。



ガッシリしたネックは、ホントにもう、ね、言葉では表せないくらい、初めから触っていたギターかのような吸い付き、、、
サウンドが別格。
過去にAW-60、AW-90、AW-100、AW-120は実際この手で確かめ、聞いた事がありますが、200と言えども装飾の豪華さ以上に期待値を高め過ぎては、、、と控えめに待っておりましたが事実は見事に裏切られました。
素晴らしい!!!!!
絶対に違うスパイスが効いています、コレ。
敢えてたとえるなら、70年代の同じノンスキャのD-28とD-45で全く違うサウンドが出るのと同じような印象を受けたので衝撃的でした。
ギラッとした、それでいてグッと引き締まった太い音。
隣り合う2弦でオクターブ違いを奏でた時、ナチュラルコーラス音がとてつもなくはっきりと聞こえてくるのには驚きました。
分厚く、伸びる高質なトーンは本当にアコースティックギターの原点、本当に良く作り込まれたギターとはこういうものだ、という事を認識させてくれます。
このシリーズが現在は無い、というのが本当に惜しまれます。


TAMAからはじまるこの伝説のArtwoodシリーズ。
個人的にはジャパヴィンの中でも1、2を争う屈指の逸品と惚れ込んでいます。
それでは「1、2を争う」他ギターとは、、、
それは、ねぇ、また、少しずつ、、、