どうも皆様、御茶ノ水にお店を構えます、Finest Guitars の店長和田と申します。
今回は、いつも真面目ですが、それ以上に真面目にブログを書きたいと思います。
お付き合いお願い致します。
時は遡り、2022年10月 Gibson Custom Shop Factoryにて、Finest Guitars の店長和田がKoa材を選定し、
製作致しました。
皆さんにはあまり、馴染みのない平材の画像から紹介致します。
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_5692-rotated.jpg)
上の方に、ISHIBASHIって書いてあります。これが石橋楽器確保材って事でございます。
工場の方々もここで判断致します。
※みなさん、工場で見かけても絶対剥がさないでください。
Koa材は重く、硬い材料ですので、サウンドはもちろん固くなる傾向にあります。
分かりやすく言うと、高音域&低音域特化型です。
さぁ、何を作ろうか、、、早速、長年の腕の見せ所ですね。
1968 Les Paul Custom Koa Top、SG Standard Koa Topなど、色々考えました。
しかし、この材にフレイムが入っておりましたので、金額は高くなるが1959 Les Paulやってみたいなぁと思った訳です。
そして、出来上がったのが、こちらでございます。
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8959.jpg)
Gibson Custom Shop
1959 Les Paul Standard Chambered
Koa Natural Top
Brown Back Gold Hardware / Black Part’s
予想以上に、かっこよく出来上がりました。
では、店長和田のこだわりポイントを紹介致します。
Koaを選ぶ際、先程も言ったように、Koa材は重い個体が多いです。
アーチ状に削り込んだ重量を予想して、作るモデルを決めます。
重ければ良い、軽ければ良いって言う話ではなく、
重ければ、チャンバードのマホガニー
軽ければ、ソリッドのマホガニーを使うかもしれません。
今回選んだ材料は、それなりに重量が有りましたので、
ボディバックのマホガニーをチェンバード加工しております。
さて、問題は中音域 今までもいくつかKoa材でギターを作りましたが、
Les Paul Customは、Ebony指板と言う事も有り、高音が強い印象。
1959 Les Paulだと、ネックのシェイプ、ローズウッド指板もあり、
何故か、良い中音域が出るのです。
分かりやすく言うと、SGっぽさがある、Les Paulサウンドです。
それが堪らなく良い!!
では、何枚か製品画像がございますので御覧ください。
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8960-rotated.jpg)
フレイムの入った、Koa Top
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8962-rotated.jpg)
ボディバックは、Brown Back
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8966.jpg)
ピックアップには、アンポッテッド・カスタムバッカー搭載。
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8972.jpg)
ただ、1959 Les Paulを作るだけでは、面白くないので、
ブラックパーツに、ゴールドハードウェア
ジャックプレートもブラックパーツを使っております。
ノブは、トゥルーヒストリックのゴールドトップハット採用
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8967.jpg)
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8968.jpg)
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8969-rotated.jpg)
![](https://www2.ishibashi.co.jp/sale-event/wp-content/uploads/2023/07/IMG_8970-rotated.jpg)
ペグは、ゴールドのグローバーを採用
私のイメージ的には、レスポールとレスポール・カスタムの融合です。
先程から、スタッフの柏崎さんがマーシャルの2000で、音出しチェックしておりますが、
正直めちゃくちゃ良い
リアポジションのエアー感、チャンバード影響でしょうか
センターポジションのロック感 ※ロック感があるって柏崎さんが言っておりましたのでそのまま採用しました。
フロントポジションのトーンの気持ち良さ
どれをとっても良いサウンドでございました。
本日、Koaとは別に、柏崎さんがオーダーしたレスポールも入荷しております。
”ブログを俺は書く”と意気込んでおりましたので、また紹介があると思います。
今回ご紹介した、
Gibson Custom Shop
1959 Les Paul Standard Chambered
Koa Natural Top
Brown Back Gold Hardware / Black Part’sは、
明日、Webにアップできるよう頑張ります。
お値段は少々高いと思いますが、自身を持ってご紹介させていただきました。
最後に一言『このギターが良い方に、巡り会えますように!!』
それでは、終わりたいと思います。
ありがとうございました。
石橋楽器店 Finest Guitars 店長和田