どうも皆様こんにちは!
イシバシ楽器 御茶ノ水本店 PRSフロア担当でございます!
さて第2回目にご紹介するのはこちら!

「Mark Lettieri Signature FIORE」をフィーチャー!
マーク・レッティエリ氏は、ジャズ フュージョン バンド 「Snarky Puppy」を始め、ファンク バンド「The Fearless Flyers」、またソロ名義でも活動中のギタリストです。
そんなレッティエリ氏のシグネチャーモデルが新たにラインナップに追加されました!
PRSらしからぬルックスに騒然とした方もいらっしゃるはずです。(苦笑)
そんな異質な雰囲気を放つ「Fiore」を少しばかり深掘りしていきたいと思います!
【ウッドマテリアル】
ボディにはスワンプアッシュ、22フレットのメイプル指板、メイプルネックをボルトオンにてジョイント。
伝統的なルックスと演奏性を再現する25.5インチ・スケールを採用!
指板は貼りメイプル仕様でアウトラインのバードインレイを採用。

指板のラジアスは10インチ・ラジアスとPRSの他モデルに準じたものになっており、快適な演奏性がございます。
ノン・ピックガードスタイルですっきりと洗練されたルックスに感じます。レッティエリ氏曰く、「Silver Sky」っぽくならない様に配慮し、シルバースカイにハムバッカーが搭載したギターだと思われないように工夫もしたそうです。
どうしてもメイプルネックでボルトオン仕様のギターはSilver Skyとの比較は避けては通れないと思いますが、その点については本人は構わないとインタビューで語っておりました。
個人的にも、よりヴィンテージライクなサウンドを求めるなら「Silver Sky」、モダンなサウンドかつ様々なジャンルの楽曲にマッチさせるならこの「Fiore」をチョイスすることをオススメします。
【Fiore用に新たに開発された「Fiore-H」「Fiore-S」ピックアップ】

この「Fiore」に搭載されているのが「Fiore-H」と「Fiore-S」というピックアップになります。
個々のプレイヤーの個性的なスタイルに反応出来るようにPaul Reed Smith氏との共同開発されたものとなっております。
「Fiore-S」シングル・コイルは並外れて柔軟なトーンが持ち味です。ささやくように小さな音のメロディーから、思いっきりファンクなトーンや爆発するようなロック・サウンドまで、このピックアップは個々のプレイヤーの個性的なスタイルに反応します。
「Fiore-H」ハムバッカーは、幅広い表現力を持つブリッジ・ピックアップというレッティエリの要求を満足させたピックアップでハイ・ゲインなリード・トーンを得るための十分なパワーとパンチがありながら、ヴォリュームをフルにした状態でクリーンなサウンドも得られます。
またそれぞれを組み合わせた時のサウンドの変化も滑らかで、ピックアップ・セレクターを5つのどのポジションに設定しても、バランスが良くてクリアーで、何とも言えない“華やかな”サウンドが得られます。

伝統的なピックアップの組み合わせが可能な5ポジション(ブリッジ/ブリッジ+ミドル/ミドル/ミドル+ネック/ネック)のブレード・スイッチを装備しています。さらには、1個のヴォリュームとプッシュ・プル・スイッチ機能も持つ2つのトーン・コントロールを備え、ギターのサウンド創りの幅をさらに広げてくれます。
真ん中のトーン・ノブをプルすると選択しているピックアップと逆側のピックアップが追加される仕組みになっており、例を上げるとすると「ブリッジ・ポジション」を選択している場合、トーン・ノブをプルすることで「ネック・ポジション」が追加されます。この逆も同じことがいえますね。
間の2つのミックスポジションは3つのピックアップが出力される仕組みになっておりますので、多彩なトーンを表現でき、オールマイティーを求めるギタリストにぴったりなギターとなっております。
もう1つのトーン・ノブは「ブリッジ・ピックアップ」がパラレル接続になりますので、シングルコイルサウンドが得られます。
【本人の拘りたっぷりな新開発のブリッジ】
「Silver Sky」のブリッジは6点支持のブリッジを採用しておりますが、こちらは2点支持のブリッジを採用!
PRSが新たに開発されたブリッジで、なめらかなアーミングを可能としております。
「ジェフ・ベック」氏から影響を受けてきたレッティエリ氏はトレモロを使った細かなニュアンスが自在に出せる様にリクエストし、本人が「やりたい」と伝えたことはすべて実現してくれたそうです。
いかがでしたでしょうか。
少しでもこのギターの魅力が伝わっていれば幸いでございます。
それではまた次回!