弦のピッチがアゲアゲになってきた?!

冬やねぇ?

2019-10-19 (おいら)のジャパンヴィンテージ列伝!

昨日家のギターを弾こうと手にしたら、、、
チューニングが上がっていました!

ほんの少しですが音程が高いです。
以前このブログでお話ししましたように、私は自分のギターは弦を緩めない派なので、普段は音叉でほんのちょっと微調整すれば直ぐ弾けるんです。
でも昨日は明らかに音が上がってたんです。

張りたての弦が伸びてチューニングが緩む、ドロップする、というのはイメージしやすいかも知れませんが、このチューニングが上がるという現象、弦張リッパ派は、毎年この時期に経験する風物詩です。

どういう事が起きているかというと、
いよいよ乾燥シーズンに入ってきたな
という事です。

乾燥すると何故そうなるのか?
そのメカニズムはこうです!
1145713 B

いや―メチャクチャ分かりやすい図ですね―
そうですね―
そうですね―
そうですよね!

では、解説を、、、ゴ、ゴホン、

乾燥シーズンに入ると、ボディ全体が若干収縮します。
特にトップ材が普段よりよりフラットに、バックもよりフラットになる傾向があります。
アコギは構造上トップもバックも真横から見ると極々僅かにアーチ状になっています。
フラットトップと言われますが、実は真っ平らではありません。
バックはまだ分かりやすいかも知れませんが、トップはブリッジ下に長めの定規を左右に向けて当ててあげると両サイドに極僅かに隙間が出来るのが分かると思います。
もしメチャクチャ隙間があったり、ピッタリ付いちゃったりしてたらトラブルかも知れません!お早目のご相談を!

で、特にこのバック材が収縮すると図のようにネックのヒール部分が釣られて後方へ倒れる訳です。
と言っても、収縮も傾倒も目に見えて分かる範囲ではありません

この結果、やや逆反りにした状態、ネックベンドで同方向へ持っていったイメージと同じ理屈でチューニングが上がる訳です。
630314 B

特にネックヒール部分から持っていかれる、というイメージですかね。

私の場合、チューニングしっ放しのギター複数本にてほぼ同じ上げ幅でしたので、一個体のトラブルではなく自然界の摂理で起こった事象で間違いなさそうです。えっ、全部いっぺんにトラぶった???汗汗、ただただ汗

と、いう訳で、先日お伝えした
風雨の後の晴天に気を付けろ!おっ、なんか唄のタイトルみたいやな、誰かピンとくる?
をまさに地でいった出来事でした。

これは弦張りっ放し派の特権?ですね、季節の変化をいち早く察知し対策しましょう。


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※詳細は前回ブログなどをご参照、めんどくさければ直接お問い合わせください!!!

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