【台風】まずは皆様身の安全を!その上でギターの管理をお伝えします

無事であってこその愛器のケアですよ!順番は間違えないでください

2019-10-11 (おいら)のジャパンヴィンテージ列伝!

皆さんご存知のように今回の台風はかなり危険な予報となっております。
まずは皆様、身の安全を最優先してください。
無事であってこそのMusic Lifeです。

その前提で今回の災害に備えた楽器のケア方法を少しでもお伝えできればと思います。

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まずは現時点ですが、昨日までと違って少しずつ湿気てきています。
この後大雨により湿度の上昇はピークを迎えると予想されます。
部屋の除湿が出来れば良いですが、停電も考えられる状況下では変化が少ないハードケースでの保管をおすすめします。
シンプルですが、これが今出来得る最大限の処置だと思います。

そして、肝心なのは台風一過
皆さんが無事であった後、さぁ、いざMusic Life再開!という時に、
再び湿度に注意してください!
翌日くらいは雨の水分で湿度がキープされているかと思いますが、その後ようやく秋めいてくるとも言われています。

ここで急激に冷え込み、カラッと秋晴れが続く可能性があります。
この時急激に乾燥方向へ湿度が下降します。
普段の季節の変わり目であれば、徐々に温度/湿度が上がり下がりしますのでトラブルも少ないのですが、こういった急激な変化は楽器に深刻なダメージを与える可能性が高いです。

ではどうすればよいか、という事ですが、どうしても使わざるを得ない状況も当然あるでしょうから、再びハードケースから取り出す際には周りの温度/湿度状況に極力気を遣ってあげて下さい。
具体的には温度が20-25度くらい、湿度が50%前後くらいが理想と言われています。
今回の場合は特に湿度に注意です。
晴れ渡って40%以下になりそうなら、たとえば部屋の窓は閉め切って外気をシャットアウトしてから取り出す、使い終わったら適切な環境下で保管する(ハードケースに仕舞う)というだけでも無関心より全然違います。

大げさではなく、これから冬に向かうにつれて、小一時間でボディが割れてしまう、という事象は過去に何度も実体験しています。

上述しましたように、よく湿度が低いのが怖い、と言われます。
それ自体合っているのですが、もっと怖いのは
急激な湿度落差
です。

『秋から冬にかけて湿度が徐々に50%から30%になっていくより、ある土砂降りの日の翌日にカラッと晴れて湿度が90%から50%になるほうがトラブる可能性大です』

それと何か異常を感じたり、少しでも不安を感じたら出来るだけ早くご相談ください。
大事に至らず収まる事も多々あります。
そうそう、使っていない、大事にしまっている楽器こそ環境が落ち着いたタイミングでチェックしてください。

使ってない楽器=結構アブナイです、、、

使ってないのに壊れた、ハードケースにしっかりしまって1年間保管したのに壊れた、という事が時折起こります。
楽器が泣いています、たまには見てあげてください。

トラブルの予兆に早目に気付いていればこうはならなかった、という可哀そうな事例を過去に見てきているので、コレクションで多数持っていらっしゃる方ほど大変でしょうが末永く楽しんで頂く為にも実践してあげてください。

それでは皆様の安全をお祈り申し上げております。

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イシバシ楽器心斎橋店

SHINSAIBASHI STORE

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TEL:06-6241-1484

営業時間:12:00 ~ 20:00

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