いやー、相当大事っすよ!
2019-09-21 2日連続反逆の俺(おいら)のジャパンヴィンテージ列伝!
引き続きジャパヴィン来ないので涙開き直り企画!
『ネックって、そんなに大事なん???』
ってお題で。
アコギの音ってどこで決まるのでしょう?
単板?合板?マホガニー?ローズウッド?
いずれも間違いではないでしょう、確かに変わります。
じゃぁ、いい音って何でしょう?
これは千差万別、人それぞれですが、新品でもヴィンテージでも、個体差で
メッチャいいやん!コレっ!
っていうのがありますよね?!
それ、おそらくネックがいいです。
これは反りがない、腰折れ、元起きがない、とかそういう根本的不備がないという差ではなく、良好なネックコンディション同士で比べてもネックがいい個体が当たりです。
では、その要素は?
ずばり、適度な重さ、密度、という事です。
ヴィンテージストラトとかでも、サウンド面で言えば結局ネックだ、という話になるのはコレです。
じゃぁ、どんな感じ?
理屈がそうでもイマイチ実感湧かないですよね。
そこで
出ました!実験コーナー

量ってやろぅじゃぁないですか!ネックとボディの重量を!
ま、マジ??バラすの???
って、さすがにそうはいきませんので汗、登場はこちら!

♪テケテテン!
ボディ標本ー!
これでボディの重さを量って先のJ-45の総重量と比べてみましょう!
せーのっ!

1.37Kg
この標本、トップ側に付いているサイド材はローズウッドで、バックはJ-200サイズのメイプルなので、実際はノーマルマホガニーサイド&バックの軽量J-45と同一ではありませんが、それを差っ引いても1.2Kg前後でしょうか。
そうするとネックは、
1.8Kg – 1.2Kg = 0.6Kg
くらいです。
どうですかね、この数値。
ボディの1/2です、結構重量ないですか?
こんな細っーい物体が結構な質量持ってるんですよ。
せっかくなんでもう一本!

♪テケテテン!
Taylor標本くん!
こちらはES1搭載時期のもの。
そしてこれ、ちゃんと説明用にネックが外れます!

ほれっ!
という事は、今度はネック単体の重量を量れます!

0.73Kg
Taylorらしくエボニー指板、NTネック構造も相まってGibsonよりやや重めですね。
そしてボディ

1.13Kg!
残念ながらバック材がないですが、ピックアップが搭載されているのでおおよそ相殺って事で、、、
なんとボディの2/3もの重量があります!
これってもはや、ネックが軽いものと思い込んでいると
“重んんも!”
ってレベルですよね!
Taylorの音の良さの核心見えたりー
何KgだったらOKとか、ボディとの比率が〇:〇だったらGood!とか、そういう単純なものではないですが、今日はネックって意外と重いぞ!ってことだけでも持って帰ってもらえればと思います。
実際HEADWAYのあの硬質なカキーンとした特徴的な音は重量のあるチャンネルロッドが作り出している、とか言われることもありますし。
そうそう、Collingsとかもそうですね。
こういう事を調べていくと、KLUSONは軽量でGroverに乗せ替えたら実際サスティーンが変わったり、色々実験できるんですよ。
ぜひぜひお試しあれ!
次回こそジャパヴィンを!!!!!!!!!!