今だと逆に難しいスペック
2019-02-24 俺(おいら)のジャパンヴィンテージ列伝!本日はこちらどん!

YAMAHA FG-280
おっと結構ノーマルですね。
主なスペックはスプルースTop、ローズウッドSide&Backです。
70年代初期のグリーンラベル期のギターです。

ペグは結構えぇやつ使ってます。
ゴールドだとL四天王とかと同じルックスですな
で、今回話題にしたいのは
オール合板
日本のフォークギター登場初期や90年代の廉価ギターにはごくフツーに見受けられたこのスペック。
しかし現在ではどれだけリーズナブルでも最低限Top単板が当たり前になっており、アジア製のクオリティも日を追うごとにメチャクチャ良くなってきていますので、
正直単板と合板でどれくらいちゃぅの?
って聞かれたときにちょっと困っちゃうくらいなんです、、、
トップ単板とオール単板で比較するしかなく出してみると
意外とトップだけ単板だけのほうが好みかも
という声もいただくほど、
そうなんです、トップ単板のほうが前へだけ音が飛び、バックの跳ね返りが強く好きな人は好きなんです。
YAMAHAで言えばLL6とLL16を比べてご予算はあるのにLL6に軍配があがる、なんてこともよくあります。
で、
「正真正銘の合板とトップだけでも単板を使っているものを比較する機会が日に日に少なくなっているという事実」
「オール合板でも演奏性がしっかりメンテナンスされていればオール単板より良い!というギターもあり得る事」
それを伝えたくて、伝えたくて、、、
で、出てきたんです!

この子!
古いFGは往々にしてネック差し角が元々付いていなく弦高が高い、なおかつそこから経年変化、管理不足で鬼反りしているものが多い、そもそも安いギターだから雑に扱われる、と、なかなか良いオール合板に巡り合わない要素が揃っているんです。
きちんとメンテしてあげれば素晴らしい可能性を秘めているギターでも、そのメンテ代が最近の良く出来た2、3万円のギター代を遥か遥か超えてしまう—、となると、これはなかなか決断には勇気が要りますよね。
そんな事をやってのけているギターが今回の
YAMAHA FG-280なんです。
もちろん、オール単板のギターの煌びやかさや、最近の新興勢力のハイファイサウンドとは違うんですが、本当に味のあるいい音です!
これぞ和製フォークギター!
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