これも良きお手本です!
2018-05-01 今日は俺(おいら)のジャパンヴィンテージ外伝!
以前ブログったもので、単板の見極め方がありました
これ!←ここをクリック!クリック!
お読みいただいたでしょうか?
本日はこれの逆!
じゃぁ合板は実際どんな感じ?
これって意外と単板より見かけないかも・・・
もちろん表裏の木目が合ってないから合板!とか断定はできるんですよ、
でもその断面ってちゃんと見たことあります?
ここは商売の話ですが、各メーカー単板はこれ見よがしに切り口を見せてもイイわけです。
ところが、、、合板はなるべくならそっとしておいてほしい、、、
たとえばカタログがそうすね、
〇〇単板、とは書いても、
〇〇合板、とはわざわざ書かず材木名だけにとどめる、
よくある話です。
(でも昔の国産カタログは逆で、律儀に合板って書いてあったり、
単板なのに明記せず、それがまた未来において議論のネタになったりで、、、
エボニー(黒檀)もグレードによってわざわざ黒檀と縞黒檀と書き分けているメーカーもありました。
正直でよろしい!)
他にもバインディングでサンドイッチしている断面を隠す(というと悪く聞こえますが単板でもそうですし)など、
買っていただくユーザーに出来る限り満足いただけるようにと涙ぐましい努力がある訳です。
そんな中!今回敢えて合板断面を隠さずオープンにするギターを発見しました!
少し前のTaylorギターです。
Taylorはそもそも合板を使っていてもプライウッド、ラミネートと言わないでくれ、
ウチはコンセプトがあってやっているんだ、レイヤーウッドなんだ!
と声高らかにアピールしているくらいですので、
こういったところも包み隠さず自信をもってオープンにするのでしょう!
ではその断面とやらを見てみましょう!

上がTop面、下がBack面です。
上は前回同様断面が明らかに単板なのに対して、
下は明らかに合板(←って呼ぶな?って言ったやん by Bob)であるのがお分かり頂けると思います。
合板って、これくらい表面材、薄いんですよ。
ですのでTonewoodとしての要素は表面上見えている素材より芯材の影響が大きいんです。
これをうまく利用しているのが往年のHEADWAYとかですね。
さて、この個体、なんとサイド材にもチャンスが!

エンドピースにバインディングがない!
かつ、ジャック加工されているので分かりやすそう!
これはまたとない分解シーン!
では!

おぉ?!
感動するほど予想通りにマーブル状の切り口が登場しました? パチパチパチ
ここも薄さは同じ感じですね。
一番内側はエンドブロックです。
いかがでしたか?
こっちのほうがもしかしたら見る機会少ないんじゃないかと思います。
ぜひ魚拓してください。
そして
君がすること、それはただステージへ上がること、、、

Now on Stage!