初めて見るギターはココをチェック!チェック!
2018-03-09 俺(おいら)のジャパンヴィンテージ列伝!<本日のお題>
高いアコギと安いアコギの見極め方
いや?またまたおっきく出ちゃいました?
しかし、本篇に入る前に一言だけお断りしておきます。
今回の趣旨は
値段が高い上位モデルのギター、値段の安いエントリーグレードのギター の見分け方
ということであって
高いギター=良い、安いギター=悪い
ではありません!
言うつもりはありませんし、むしろ安くて良い穴場ギターを発掘するのがジャパヴィン魂の醍醐味です!
それでは本篇、、、
↓
たいていのメーカーは型番=値段になっています。
たとえばYAMAHA FG-180 = ¥18,000、海外でも同様でGibson J-45 = $45でした。あくまで発売当初の時代背景、為替もありますので通貨価値は全く違います。
古いギターは アルファベット―ハイフン―数字 という構図でおおよそ見当がつく物が多いです。違うものもありますが
さて、問題なのが〇-100というモデルがあった場合、その値段は1万円でしょうか?ハイエンドの10万円でしょうか?
これをざっくり予測する見るポイントをご紹介です。

まずペグ。
上位モデルには当時このGroverに代表されるような舶来物のペグが搭載されている物が多かったです。
いまでこそ世界の510ですが、当時はまだまだ本場のギターへの憧れが今以上に強かったと想像します。
またヘッドとネックの付け根のこの出っ張り。
ダイヤモンドボリュートとか言われる部位も上級クラスでないとなかなか見られない細工です。
で、安いギターにはこんな感じの国産ペグ

ちょっと著作権にひっかからない画像で3:3の物がなく、丸分かり感全開のバックショット!ですが、こんな感じのペグです。
他にはクラシックギターのペグを転用したんじゃないの?ってルックスのもありますね!
でもなんだかんだ言って当時のパーツは国産なんっすよね
Gibsonなんか60年代後半は華奢に見えますが日本製ペグ使ってるJ–45とかありますし・・・
次、

ネックをヘッド部分で継いでいるか否か?
この画像はマホガニー系で、うま?く木目をぼかしながら継いでいますが分かりますか?
継ぎ方はこのように真横一直線の物もあればエレキみたいな継ぎ方などさまざまです。
ここで継いでいるギターはほぼコストカッターです。
ちなみにこちら
↓

ネックヒール側の継ぎです。
が、こちらはメーカーによっては最上位機種でも継いでいます!
たとえばK.Yairiなんかは昔からずっとそうです。
あっ、そうだ、YAMAHA L四天王クラスもたしかそうです、うん
ですので完全1ピースじゃないとけしからん!となっちゃうと買えないメーカーが出てくるんです、、、ぐすん

そして、皆さん!上位モデルと言えば、大好きなオール単板ですね(笑)
その一参考と出来るのが、このサイド材の割れ止めです。
ただ“一参考”と述べましたとおり、絶対ではありません。
皮肉にも日本の誇る高い木工技術は合板でも表裏の木目をキッチリ合わせる技術を持っていましたし、合板モデルにも補強材を入れるメーカーも意外に多いです。
逆に現行Gibsonや現行Martin社のスモールボディなど、オール単板でもサイド割れ止めを入れないメーカーも多々存在します。た、頼むから入れてくれ、わ、割れる、、、
ですのでご注意を。
もし型番が分からない、ラベルもない、ヘッドロゴもない、というギターに遭遇しても、これらチェック項目の合わせ技でおおよその見当を付けることが出来ます。
今後掘り出し物っぽいギターに出くわした時にはお試しあれ!
ただし、一番楽しめるのは、上記ポイントの全てがチープなほうに該当するのに、なぜか惹かれるこの子、、、というヤツです。
お分かりですよね?!
それが俺(おいら)のジャパンヴィンテージ!
週末に向けてせっせと入荷中!
そして、、、
君はもう食べたか?!
