「恒例のフェンダーブランドミーティングにて フェンダーの今を感じ、話題のあのモデル!!! を実際に見てきました!!!」
2018-03-07 フェンダーブランドのなかで「復刻」をテーマとしてきた旧シリーズ「アメリカンヴィンテージシリーズ」に代わる新シリーズ「アメリカンオリジナル(American Original)」。…とは何ぞや、いったい何???…というテーマで書きますどーも俺です。
以下が現場の展示風景でございます、


こちらのシリーズは既に写真のように渋谷店店頭でも在庫がございます。


旧アメリカンヴィンテージとアメリカンオリジナルの最大の違いは以下でございます。
・「アメリカンヴィンテージ」 →→→「特定年式(たとえば52年テレキャス、62年ストラトのような)を可能な限り復刻」
・「アメリカンオリジナル」 →→→「50’s、60’s、70’sという10年毎の年代で起こった変化を各年代の特徴として復刻」
「復刻」をテーマにしたシリーズの、この変化をどのようにとらえるか…が問題となるところなのであります。
つまり、ヴィンテージに造詣の深いギターファンからは、ややもすると「アメオリは復刻が甘い」、という評価がされがちなのでございます。
しかし!!!フェンダーは「薄味の復刻機」「いいとこどりでしょ?」と言われるであろう事までも理解しつつ、まったく異なるコンセプトを持ってこのシリーズを作っているのであります。
そのコンセプトとは、「過去を過去のまま可能な限り再現させる」のではなく「各年代から現代、そして未来」という時代幅を
ギターという形にし、「過去を知り、現代を作り、未来を作るミュージシャン」にターゲットを合わせてこのシリーズを開発しているのであります。
アメリカンオリジナルのキャッチフレーズとして用意された「NINETEEN FIFTY NEW」「NINETEEN SIXTY NEXT」「NINETEEN SEVENTY NOW」、
その其々はそのテーマを実にずばりと表現しているのであります。
「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」、もしくは「知ったうえでそれを活かし、新しいものを作ろう」としている温故知新が宿るミュージシャン
に向けて、「自らの知恵と歴史、そして現代の技術とニーズ」を融合させているシリーズなのであります。
アメリカンオリジナルとは決して「薄味の復刻機」ではなく「一見薄味に見えるけど実は歴史という出汁の効いた濃い復刻器」なのであります。
まるで高級料亭のお吸い物のような味わいがあるのであります。
加えてアメオリは上記テーマにより可能な限り販売価格を抑制し、より広いユーザーにクオリティの高いギターを届けることも可能にしたのであります。
50年代?60年代?70年代の様々な形態のブルース、ロック・レゲエ・サーフミュージック、R&B、ソウル、ファンク等を知りながらそれを現代のテイストで出力したいミュージシャンに向けて、「アメリカンオリジナル」とはしっかりしたアイデンティティを持った硬派なギターであるということを言いたいのであります。
そして特定年式の再現を望む方には(やや値段は高くなりますが)「カスタムショップ・タイムマシンシリーズ」という気合の入った良質な復刻シリーズもご用意がございます。
「自らの歴史と現代を結び、未来につなげる」テーマで製作されたギターは類を見ません、つまり比類なき、まったく新しいギターなのであります。
ここにフェンダープロダクトチームのセンスを
「感じざるを得ません!!!」。
…どーも俺でございました。以下より「アメリカンオリジナル」のお好みの一本をお探し下さいませ?!!!
>>渋谷店在庫はこちら!!!!