この辺がミソ!
2018-02-10 はい!先週はホントにフライング掲載して日曜日は休んだ俺(おいら)のジャパンヴィンテージ列伝!
今週は、明日休むので今日です!やりたい放題
今日はK.Yairi YW-500P 1983年製をネタに、お話を、、、

コレです!
う?ん、いいですねぇ、ガリガリに弾き削られている、カリンカリンに鳴ります!
で、30年経ったから良く鳴っている!これもあながち間違いではないのですが、良く鳴るギターにはいくつかのポイントがあります。

?適切なテンションが取れている
たとえ12フレットの弦高が適正でも、2.5mmありき!みたいにサドルを削り過ぎてしまっているギターは心地よい音が出ません。
個人的にはそれよりは3.5mmくらいあっても画像くらいの持ち上げは欲しいですね。

?ナットのセットアップ
ネックとナットの接地面はビルドアップされる方は神経を使って調整される部位です。
また弦が乗る溝もプレイスタイルによって適切にガイドしてあげる必要があります。
この画像のように半分ナットに沈んで半分頭が出ているくらいがよい!とする説があります。
ただ、Gibsonのようにゴッソリナットにはまっているのがデフォルトのメーカーもあり、ハードストローカーのブレない音には最適!というリペアマンもいますので一概には決められません。
ご自身のスタイルによって、ギターの趣向性によって、というところですね。

?ペグシャフトへの巻数
これ、自分で無加工で何度もトライできる部分です。
巻数を多くすれば自ずとテンションが強くかかり、1回転するかしないかだとナットに平行気味になります。
どれが正解というものはないですし、これまたギターによってスイートスポットが違いますので色々試してみてください。弦切るかも知れませんが、、、
同じブランドで弦交換したのに、何かさっきまでより何かなぁ?、って時はチェックポイントかも?
ちなみに個人的には今1回転巻きくらいにはまっています!

?ネックアングル
これは本当に重要です。
順反りか真っ直ぐか、という事ではなくて、ネック自体の根本的な組み込みが良くできているか否かでかなりの音が決まります。
じゃぁ、どんな仕込み角がいいんだ?分かんないよ!っていう声が出ますよね?
ひとつの目安ですが、ブリッジ上面とネックエンドの延長線上が一致に近いギターは良くできている個体の可能性が高いようです。
画像で分かりますかねぇ、、、
今度お店で、おっ!いい音!って感じたらチェックしてみてください。
場数踏めば分かってきます。
とまぁ、偉そうなことを述べましたが、もちろんこれで全てではないですし、いやっ違うぞ!ってのもアリだと思います。
それがアコギ、それがジャパンヴィンテージ!
そんな当たり個体を探せ!