『エフェクター、マルチかコンパクトか…』の巻
2017-01-24
新感覚情報発信ブログ『名前はまだない!?』第六回
こんにちは。♪寒くてもギター弾けば暖まる♪心斎橋店の楢原です。
皆さんもそうでしょ?!
今回は久々に機材の選び方シリーズから『エフェクター、マルチかコンパクトか…』を考察します。
売り場スタッフが、初めてのエフェクターを検討されているお客様からよく受ける相談の一つでもあります。各メーカーの機能や音色ではなく、それ以前に上記のところでで迷ってしまうということですね。
それでは、”なんだかんだ言いながらも^^”これまでマルチを含むかなりのエフェクターを使用してきた私が考え付く限りのそれぞれの是非を検証してみましょう。
(エフェクターとは何か?とまでは遡れないので省略します。ご了承下さい。)
コンパクトエフェクター(以下EF)は原則その個体別に一つの音色効果が出る様になっています。予め各ツマミを操作して音色を決めておいて、それをON-OFFするだけのシンプルな使い方でセッティングや接続が一目瞭然、出したい音にたどり着くのが早いです。
マルチは多数のEFの集合体です。それらをプログラムできて、かつ基本スイッチ一発で同時にON-OFFすることができるという優れものであります。
それでは以下に各々のメリットと気を付けるべき点をまとめます。
《コンパクトエフェクター》
☆メリット
・求める音が明確ならシンプルにまとめることができる。
・個々のセッティングが容易で音色の変更に対応しやすい。
・複数のメーカーのEFを選択して個性を出せる。
★気を付けるべきところ(EFが増えてきたときに発生するポイントです)
・数が増えてくるのと比例してギターの音が多くのEFやケーブルを通過してアンプに到達するため、 単純にストレートに接続するとノイズが増え、またギターの原音が損なわれやすくなる。
・接続部が多くなる為リハーサルや演奏本番中のトラブル(音が出なくなったなど)に迅速に対応しにくい。
多数のコンパクトEF使用の際の留意点については、ハイクオリティケーブルと 別途”スイッチャ―”を導入することによって解消します。
例えばこちら

FREE THE TONE ARC-3
税込販売価格 91,800円
【ご購入&お問合せページはコチラ】
《マルチエフェクター》
☆メリット
・ほとんどの音色が内蔵されているので、さまざまなサウンドに対応できる。
・多数のEFを予めメモリーして一発切り替えができる。
・基本的にシールドは2本使用で済むなど、シンプルで周辺機器に費用がかからない。
★気を付けるべきところ
・コンパクトに比べて音色設定がやや煩雑な場合が多く、慣熟まで比較的時間を要しその習熟度よっ てはリハーサルや本番での瞬時の対応(音色調整)に手間取る。
・プレイヤーよっては徐々に使うEFが限られていき、やがてほとんどの機能を使わなくなっていくことがある。
まずは音色シンプル派ならコンパクトと言えますが、その数を増やしたいならば(大体5個以上)スイッチャ―導入が絶対のおすすめ。
作りこんだ音色を多くメモリーしたいならばマルチですね。
初心者の方でもとりあえずマルチにして、そこから自分に必要なEFを探っていくというのも”アリ”かと思います。
もさらには両方の併用というのも可能でその選択はビギナー、ベテランに関わらずいい意味で拘りの見せ所でもあります。
以上少しでも参考にしていただければ幸いでございます。
次回は1月29日フェスティバルホールChar LIVE 渾身のレポートをお伝え致します!!