ブーストとダイナミクスについての巻
2016-12-27
イシバシ楽器心斎橋店の楢原(ならはら)です。
今年もあとわずか。ここへ来て大阪は寒いですよー!
さて新感覚情報発信ブログ(『名前はまだない!?』)
第二回”ブーストとダイナミクスについて”の巻です。
(若干タイトルを変更しました)
ブーストとは一般に”与圧、押し上げる”という意味ですが、
エレキギター界においても概ねその意味で用いられます。
つまりブーストサウンドとは、全体を通して一番よく使う基本となる音に対して、
それを(音量や歪みについて)10?20%程度強くした音とでも言えるでしょうか。。
ブーストSWを装備したディストーションやオーバードライブを使ったり、メインのアンプゲインにクリーンブースターやソフトなオーバードライブの歪みをミックスしたりと納得した音がでればそりゃもうご機嫌!!^^ではありますが、今回はそれに加えて他の方策、例えばピッキングをメインとするダイナミクス(強弱)にもこだわってみませんか?というのがテーマなのです。
(『そんなこと知ってるワイ!』って方すみません)
ではさっそく…
?ピッキング
ギターはその強弱で明らかに出音が変わりますよね。
ハード(硬い)&ソフトに加えて歪みの具合も同様に変化するので
まずはゲインバリエーションとしてそれを使わない手はありません。
普段から安定してプレイできるピッキングの強さMAXを把握しておいて音を作っておき
クリーン、ゲインそれぞれの音色のときにコードストロークやカッティング、リフからソロまで強弱を意識してみましょう。
このあたりのダイナミズムはジミヘンがすごいです。
?ピッキングハーモニクス
初心者の方にはやや高度なテクニックですが、
リフやソロの一部に”さらりと”その音を含ませればアクセントになります。
?ミュートと実音を使い分ける
例えばイントロからボーカルが入ってくるところで、ボリュームと音色はそのままでもリフを
ミュート気味に弾けば少し控えめな出音となり、アンサンブルとしてバランスが取れます。
また高速ソロフレーズでもマイケルシェンカー、ゲイリームーアやアルディメオラ等がこれで実にスリリン グなプレイを展開しています。
?ギター側のボリューム操作
こちらは実際にボリュームを下げるパターンです。
一旦絞ると歪みと同時に高域も若干落ちる為ピッキングの強弱は付けにくくなりますが、
ボーカルが入っているときや他のパートのソロのときに有効です。
ここではご自身のギターのボリュームのカーブ(上がり、下がり加減をチェックしましょう。
AカーブやBカーブなどの特徴もありますがまずは感覚でOKです。
絞った時に高域が落ちるのが困るという方にはそれを防ぐためのコンデンサもあります。
store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/03-701289100
ストラトのようにマスターVoがある場合以外
例えばGibson系のPUミックス時は少々やりずらいかも知れません。
?ピッキング(ストローク)する位置を変える
ブリッジ寄りとネック寄りではではかなり音質が変わるので意識してみても良いでしょう。
例えばリア寄りのピッキングでリフをより攻撃的に!、というのも有りですね。
エフェクターの歪み系エフェクターやブースターはそれらのON,OFFだけではなく上記などのテクニックや操作と併せてこそより生きてくるものであります☆
独断の部分も多く恐縮ですが皆様の参考にしていただければ幸いです。
次回は”筆者の傾倒したギタリストシリーズの巻”の予定です♪