郷愁のヤマハ第七弾・・・’初代”YTR-8335が中古で入荷しました!
2016-06-24 時は1980年代が始まったばかり・・・ヤマハのトランペットは大きく方向転換をしようとしておりました。
そう、
YTR-737や931の三桁モデルから、
8335や9330などの四桁モデルへと変わったのです。
言い換えると
シルキースタイルから
バックスタイルへとXXXXた時期。
そして今回入荷したのは記念すべき四桁が始まった
YAMAHA / YTR-8335 !!!初代モデル!!

とまあ、ポエミィな語り口でお送りします、郷愁のヤマハシリーズですが
今回は8335。
え?
8335って今のヤツじゃん?って感じですが
実は、その前身となる8335U、そして8335Hが出る前にも8335が製造されていたんです。
めちゃめちゃかっこイイこの一本。ゆっくり見て行きましょう。
いやー貫禄ありますね。
なぜこんなに貫禄があるのか?
そのポイントはこの一本支柱と

マウスピースレシーバー!!(その前の931などのレシーバーを受け継いでいますね)

ちなみにこれが931のレシーバーです。

そしてこれがその後出てきたYTR-8335Uのレシーバー。

(昔私が撮った写真を無理やり使ったので解像度が大変なことになっちゃいました。)
こんな感じで、やっぱりこのつるんとした形状がかっこイイっすね。
あと、2ピースのバルブケーシング。これは現行の8335もそうですが、とてもかっこヨイでございます。

あとこれ・・・意味不明なんですが、おそらく改造で

BACHみたいな#3スライドストッパーが付いています。
これ・・・純正じゃないですよね?
当時の資料を探してみても、こんなのはどこにも出てこなかったので・・・
もしも・・・「純正だぞ!この小林がっ!!!」っていうお客様がいらっしゃいましたらお叱りのお電話お待ちしております・・・
というわけでどうにもこうにもBACHっぽいこの8335。
これが82年に発売!これまでのプロモデルやカスタムとして製作されていた三桁型番は、
姿を消したそうでございます。
その5年後の87年には8335Hが発売!もっと重いぞって感じで。
その4年後の91年には8335Uが発売!コレが初のXENO。
そして92年までその3機種は並行して作られていました。なので初代8335は結構長寿な方でしたね。しかしそれらは全てYTR-8335UIIというモデルにまとまって、ハイ!ヤマハのXENOです!っていう
結末を迎えたわけです。
さてさて、話が長くなってしまいましたが
この初代8335ってやつは、XENOまでの流れの四桁シリーズの中では
まだかつての名残が残っている音色の雰囲気がします。
艶っぽい感じとキレ感がなかなか
吹いていて飽きないですね。
なんといっても吹き疲れないのが嬉しいです・・・
しかしまあこのスライドストッパー・・・なんだかなぁ・・・
そもそも、純正のストッパー、良く見たら付いてたんですよ。

これだけが良くわからない一本
U-BOXにも随時掲載致しますので、そちらもどうぞっ!!
今回は、初代YTR-8335でした。
次回の更新をお楽しみに!
担当 こばやし