ARTURIA 期待の新製品「MATRIX BRUTEを」一足先に触ってきました!!
2016-05-02 どうもこんにちはデジタルフロア担当浦本です。NAMM Show 2016でも発表されたアナログシンセサイザー
「ARTURIA / MATRIX BRUTE」の国内初お披露目の場にに行って参りました!!

パネル右側に配置されている16×16のボタンからなるMATRIXパネルも相まって触る前から大物感を漂わせております。

さてさて大雑把な構成を見ていきましょう。

まずVCO部分がオシレーター2基(サブオシレーター付き)+LFOと共存しているオシレーター1基そしてノイズが1基。
合計3基のオシレーターとなっているので、ユニゾンによるモノフォニックはもちろんデュオフォニック、スプリットを用いた3音パラも可能!!
2基のオシレーターにはMICRO BRUTE同様にsuper sawやメタライザー等も積んでいますので、1基単体でも多層でかなり分厚い音が出せますので幅広い音色を楽しめそうです。

そしてVCFの部分なんですが、2基のフィルターにマスターのカットオフが1基という構成なんですがこの2つのフィルターが個性が違っております。
写真上段のオレンジ色部分のフィルターが「スタイナー・パーカー・フィルター」と呼ばれており、「MINI BRUTE」「MICRO BRUTE」と同じタイプのフィルターです。
上記2機種を使ったことがある方はお馴染みだと思いますが、このフィルターの特性は音痩せが小さく ギリギリまで芯が残る感じになるところですね。
写真下段の緑色部分のフィルターが「ラダー・フィルター」と呼ばれているんですが、これがもう堪りません。
MOOGさながらなフィルターとなっておりまして、かなりしっかりフィルターがかかるので高音分子のほぼ無い極太なサウンドが作れちゃいます。
そしてこのフィルター達2つ同時に使う(並列使用か直列使用かも選択可能!!)ことも出来、更に各オシレーターごとにフィルターの繋げ方を選択が出来ちゃうんです。
アナログシンセでここまでサウンド・メイキングの幅広いモデルも珍しいと思われます。

さて遂にこのシンセで一番目を引くマトリックス・パネル
このマトリックス・パネル3つの役割を担っておりまして、、、、、
1つ目が音色のプリセット保存
「ボタンの数だけ保存が出来る」ということは256ものプリセットを蓄えられられるんです。
気に入った音色が出来たら迷わず即保存!!
2つ目がシーケンサー・コントロール
16列を4つに分割して最大64ステップ入力が可能!! もちろん再生スタート・エンド位置を変えられ、KORGのSQ-1の様にランダムシーケンスやリバースシーケンスも出来ちゃうんです!!
因みにこのシーケンス情報もプリセットとして保存ができますよ?
3つ目がコントローラーのパッチ機能
モジュールシンセのパッチングがボタン式で管理されており、モジュールシンセのネックであったパッチケーブルの配線管理が無くなりよりシームレスに動けます。

パッチ管理で効果が出るのが、鍵盤横に鎮座されているホイールと4つのノブです。
このコントローラーに自由にパラメーターをアサインして操作が出来ます。
この様な自由度の高い操作性はプラグインを作っているメーカーならではの気遣いだと思われます。
そしてもう一個目をひく部分が、、、、、、

側面に配置されている大量のCVのin/out
これは普段ユーロラック系の機材を使われている方には大変便利!!
アナログシンセ・シーケンサー・コントローラーという3つの個性的な顔があるこのシンセ今年の夏には発売される予定です!!
個人的にもかなり期待大な製品なので皆様お楽しみに!!!!
興味のある方は是非とも御茶ノ水本店 浦本までご連絡・ご来店頂ければ幸いです。