E.BENGE、ロサンゼルス期の1970年代前半の個体が入荷!
2016-03-16
こんにちは、ウインドパル御茶ノ水のこばやしです。
もう春になったはずなのに、なんだか肌寒い、というか夜は結構冷える日々が続いてますが・・・
こういう季節って体調を崩しやすいので皆様お気をつけて。
さて、今回ご紹介しますのは、E.ベンジ。時期的には二代目D.ベンジのトランペットです!

アメリカンを感じるルックスですね。
そもそもベッソンのメアモデルっぽい楽器を個人で製作したのがルーツであることを考えると、それも頷けます。
今回入荷した個体のサウンドを端的に表すと、柔らかい弱音と強音時の生々しい迫力ある響き・・・って感じでなかなか素敵。
年代は(おそらく)1970年代前半、ベルに打たれたロサンゼルスの刻印で判別できます。

ロス刻印以前には、初代ベンジさんがバーバンクで作った証拠である、Burbank刻印が打たれています。
(実は2代目も最初ちょこっとだけバーバンク刻印で作ってたようなんですが、資料不足により詳細は不明)
ロス刻印以後は、KINGに買収されてアナハイムの工場に移転しますから、刻印が変わる・・・はずです。ごめんなさいこの刻印バージョンは現物を見たことが無いので、明確な時期はイマイチわからず。
とまあこんな感じで時は流れ、現在はなぜかポケットトランペットだけ製造しているBENGE。なんでやねん。
歴史的に、カンスタルのジグマントカンスタル氏が関わっていた時代もあり、氏は近年に”バーバンク”というメーカーで、ベンジのウルトラコピーモデルを作っていますね。豆。
で、カンスタルさんはKINGに買収されるタイミングでBENGEから去っているはずなので、
おそらくこの個体はカンスタルさんが居たころの個体ではないかと!
そう推測する次第であります。
春ですから
そういう夢見がちな季節ですね。
ロマン、ロマン・・・

軽くて、華やか。
担当のストライクゾーンですね。
このゴールドプレートはオリジナルではなさそうです。
多分シルバープレートの個体に、近年ゴールドプレートをかけたんじゃないかな?という感じです。
これをもっているともう気分はシカゴ交響楽団奏者。(あくまで気分だけです。)
「ソロを吹かせてくれ」
という楽器の声が聞こえてきますね。
あ、これは別にヤバい幻聴とかではなく比喩です。念のため。
最後に商品ページはこちら。
それでは今回はココまで!
次回の更新をおたのしみに?!
ウインドパルこばやしのこんなの入荷しました?アメリカンドリーム編第一弾でした。
担当 こばやし