Ishibashi Mail Magazine

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第12回(2008年7月10日発行)

「レコーディング」

6月の中旬から後半にかけて次回作のレコーディングをやってきました。今回は杉本篤彦としてのアルバムではなく、杉本篤彦バンドを母体に新たに結成した新ユニット「R-134」でのレコーディングです。いままでのコラボ編成でのサウンドから一変して大編成に近いサウンドを作りました。What' Going On、Can't Give You Anything、君の瞳に恋してる、SeptemberなどのソウルミュージックやR&Bのカヴァーと僕のオリジナルです。8/27にメージャーレーベルのコロムビアミュージックエンタテインメントより発売になります。

今回も含めてリーダー作品のレコーディングで僕はギタリストとしてだけでなく、作曲、そしてアレンジャー(編曲者)を兼ねます。レコーディングでのアレンジャーは編曲はもちろんの事、スコア、パート譜の作成、それからレコーディングの現場での対応と、たくさんの仕事が待ち受けています。特にスタジオでの対応・・・特に実際に音を出してみると頭の中やデモ制作でのイメージと変わってくる曲もあるし、更に新たに浮かんでくるアイデア、突発的な事柄に対する対処・・・etc・・・多くの予想だにしない出来事が起こります。

このコラムを読んでいる方の中で、ギタリストでアーティストを目指している方がいらっしゃるとしたら、ギターの演奏や作編曲だけでなく、現場での対応が必ずいつかやってくると思っていたほうがいいでしょう。それは具体的に何が起こるかはわかりませんが、前述のその場でのアレンジの変更、ディレクターやプロデューサーからの意見、または演奏してもらうミュージシャンからのアイデアなど、いつでも柔軟な対応をし、かつ、それが受け入れたほうがいいアイデアなのか、入れないほうがいいものなのか・・・結局は経験を積まないとわからないものだと思います。どんな形でもいいのでレコーディングの経験・・・これはチャンスがあればどんどん数をこなしていかれたほうがいいと思います。

新ユニット「R-134」の第一弾アルバム「Black & Blue」は8/27リリース、レコ発ライブが9/2に渋谷のJzBratにて開催されます。アルバム、それからお時間のある方は是非ライブのほうにも遊びに来てください〜!

杉本篤彦