Ishibashi Mail Magazine

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第10回(2008年6月5日発行)

「編曲」

編曲・・・アレンジ・・・よく音楽の世界で使われる言葉ですし、たいていの方がご存知の言葉ですね。僕は音楽の中でも演奏と同時にとても大事なのがこの編曲だと思っています。

簡単なヘッドアレンジからスコアを作成するオーケストラに近いアレンジ。編曲には大小様々なものがあります。

僕自身も編曲家でもあるのでCMソング、ラジオなどのジングル、誰かのレコーディングを担当したり、それから自分自身のアルバムのアレンジャーでもあります。

どんなリズムにするのか、どんなハーモナイズをするのか、etc・・・ 想像するだけで楽しくなってきます。実はギター自体でもある程度の編曲はできるのです。

「ギターは小さなオーケストラである」・・・ベートーベン( ベルリオーズの説も有り)

ソロギターをモチーフに大編成のバンドなどのアレンジをする事もできるのです。僕はアレンジをする時にギターと鍵盤の両方を使いますが、ギターでアレンジした曲はどちらかというとスピード感が出てくるような気もします。

ギターでリズムを考え、和声を考え、ベースラインを考え、ドラムパターンまで考える事ができます。詳しく説明するには一冊の本になってしまいますが、単体の楽器であるギターからバンド、オーケストラを想像し、編曲する事ができる。なんと素晴らしい事なんでしょう!

ギターを弾いている方なら「この曲のここ、こっちのコードのほうが格好いいなあ」「ここはこのリズムのほうがいいなあ」こんな経験があるはず。

そう、それが編曲・アレンジの始まりなのです。大げさに考えなくても、簡単なレベルでアレンジをやってみましょう。音楽を聞いたり、またはギターを弾くのがまたまた楽しくなるはずです。

杉本篤彦