【音源サンプル動画】AKAI/EWI-4000S<追加音源版>

【音源サンプル動画】AKAI/EWI-4000S<追加音源版>

2018-04-09 AKAIから最新モデル「EWI-4000S」が発売となりました。

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これまで販売されていたEWI4000SWよりプリセットの音源が5音色追加販売となったことで、販売開始からかなりご好評いただいております。
っということで、新発売となったEWI-4000S、加えて以前発売されていたモデルの情報も少し加えつつご紹介してみたいと思います。



■EWI-4000SとEWI-4000SWと
<新発売>EWI-4000S追加音源版の違い

「EWI-4000S 追加音源版」の発売に伴って、これまで販売されていた「EWI-4000SW」が生産完了となりました⇒EWI-4000SW廃盤のお知らせブログ

そんなEWI-4000SWと併せて、今回はEWI-4000SWの前に販売されていた(前)EWI-4000Sについても軽くご説明させていただきます。


まずは・・・発売時期の時系列

2006年 発売?(前)EWI-4000S / ブラックシルバーのツートンカラー/ プリセット93音源
2013年 発売?EWI-4000SW/ホワイトカラー/プリセット93音源
2018年 発売?(新発売)EWI-4000S / ブラックシルバーのツートンカラー/ プリセット100音源



ご覧いただいた通り、この3機種の具体的な違いは、
・ ボディのカラー
・ プリセット音源の数

この2点です。

ではこの2点に注目してご紹介。


<ボディのカラー>
2006年から発売していた(前)EWI-4000Sは新発売のEWI-4000Sについてはブラック×シルバーのツートンカラー。(新発売)EWI-4000Sと同じヴィジュアルです。
どうしても以前のモデルか現行モデルか判別したい場合は、ファクトリーリセットして
音色リスト96?100までが宮崎氏音源なら(前)EWI-4000S
音色リスト89?93までが宮崎氏音源なら(現行)EWI-4000S
です。
一度すべて初期設定に戻すという荒療治ですが、「どうしても;」確認する必要がある場合にはこれで判別は出来ますね。

2013年からのEWI-4000SWはホワイトボディ。
このEWI-4000SW(ホワイトボディ)というモデルは日本限定モデルでした。日本以外の国ではEWI-4000Sが継続して販売されていたようです。
なぜ日本国内だけカラーが異なったのでしょう・・・諸説ありますが、日本国内の正規代理店の個体である「正規品」をホワイトボディにして見分けるため、などと言われています。
そして、今回追加音源をプリセットされた(現行)EWI-4000Sが発売となりました。



<プリセット音源>
※プリセット音源=あらかじめ本体に入っている音源

(前)EWI-4000SEWI-4000SWのプレイセット音源は同じ
ものでした。
基本の80音色に加えて宮崎隆睦氏オリジナル音源やEWIを積極的に使用しているユニット「COLORFUL」のオリジナル音色など系13音色を追加した合計93音色でした。
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※ぱっとみ100音源に見えますが、#1?7と#81?87が同じ音色です

今回発売となった(現行)EWI-4000Sは「追加音源版」と謳っている通り、
基本80音色+上記プレイヤーオリジナル13音色+新たに5音色追加で合計100音色
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そして今回追加されている5音色は、フュージョンなどで使えるシンセサウンド中心。



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<4/7>
やっと追加音源ダウンロード完了したので吹いてみました♪
※個人的な感想なのでかるーくカルークご参照ください

94 : Retro Wind Synth
名前の通り、耳なじみのある昔ながらの“ウインドシンセ”の音色。
しかし、個人的には徐々に息をたくさん入れていったときの
抵抗感と音の遠近感がリアルでびっくりしました。
他のシンセサウンドと比べると吹奏感は生の管楽器みたいです。

95 : Simple Pulse
オクターブで構成されているので、音に厚みがあって深みがあります。
低音域・高音域はゲームの効果音などに使われてそう。。。

96 : Retro EWI Brass
しっかりとリバーブがかかっていてホールで響いているブラスの特長が再現されています。
様々な音色を重ねているのか深みのある音色。

97 : T-Island
ロコロコとした可愛らしい音色ですが、吹き方によって音の輪郭をハッキリ出すことも出来るので、息の入れ方で印象が大きく変わる。
標準でディレイかかってます(山びこのようにこだまします)

98 : Pan Flute Pulse
定番のシンセ音に大きくブレスノイズを足したような音色。
リアルなパンフルートの音を聞いたことがないので動画が探してみいてみましたが、
ヘッドフォンで聞く限りは結構リアルに再現できていました。

99 : Talking Saw
ブレスノイズが入っていて、ブレスコントロールで
ガンガン音がかわります。おもしろい!

100 : Dualphonic-5th
ギターや鍵盤のような重厚なハーモニーサウンドです。
アコースティック管楽器では出来ないウインドシンセならではの音色です。

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一通り聞いてみた印象はどれも作りこまれた使い勝手の良さそうな音色ですね。
たくさん音色を重ねてあり、ブレスコントロールで音色が変わるので
楽しくて気が付くとあっという間に時間が過ぎていました。

長年ウインドシンセを吹いてきた方にも満足していただけるような
音源が追加されたのではないでしょうか。

おまけ↓
?渋谷EASTのこばやし「追加音源が渋Eすぎて思わず吹いちゃいました!ダジャレじゃないです!」

おまけ終了!


ちなみに、この追加音源は、AKAIホームページでダウンロードすることが出来ますので、お手元にEWIがある方ならインストール可能です
※別途MIDIインターフェイスが必要です。



ちなみに、今回発売となったEWI-4000Sについては追加音源プリセットなのでファクトリーリセットしても追加音源残っていますが、ご自身で追加音源をインストールされた方はファクトリーリセットしてしまうと追加音源が消去されてしまいますのでご注意ください。





■EWI-4000S と EWI-5000の違い
さんざん様々なところでご紹介されてますが再度復習の意味でご紹介させてください。


<EWI-4000S>

アナログ音源をソフトで再現した「アナログ・モデリング音源」を搭載。1970年代にウィンドシンセが誕生して以来脈々と受け継がれてきた“古式ゆかしい”ウィンドシンセ音色を出すことができます。音程の切り替わりも連続性のある「アナログ」であるが故に、運指した際も非常に自然で滑らかな音運びとなります。「ウィンドシンセと言ったらこの音」と言うファンも多く存在します。
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<EWI-5000>
既存の楽器を録音(サンプリング)・再生させる事で、幅の広い音を出せるPCM音源を搭載。滑らかさや個性の点ではアナログには劣るものの、生楽器の再現やアナログ音源ではとうてい作り出せないような個性豊かな音を出す事が可能です。
特に生楽器系は「マルチサンプリング」と言う、音のポイントになる部分(例えばサックスで言えば管の長さがオクターブキーによって大きく切り替わる真ん中のレや、息を吐くと吸うで音色が違うハーモニカ、音の強弱でブレスノイズの乗り方が違うフルートなど)で複数の録音をして再生を切り分ける事で、よりリアルで生々しい音を再現できます。またウィンドシンセであるEWIは息で音色をコントロールできるため、鍵盤弾きやマウスによる打ち込みでは到底かなわないような人間臭い演奏も可能。
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役割分担するとしたら、
鍵盤が弾けないけどシンセらしい音が欲しい=EWI4000S
よりアコースティック管楽器に似せている=EWI5000




EWI5000がワイヤレスを標準搭載しているのでそこに注目されがちですが、搭載されている音源の種類が異なるので実質目指しているものが異なります。
EWI-4000Sはウインドシンセでしか表現出来ないデジタル音なのに人間のブレスが感じられる個性があり、EWI5000はより生楽器の音に近いリアルな音をワイヤレスで演奏できるという独自のメリットがあります。
“どちらが優れている”というより、どちらの特長を求めているかで選んでみてください。




■ EWI USB
音源搭載モデルをご紹介してきましたが、音源が入っていないEWI USBも依然人気が高いです。
パソコンに音源をダウンロードして使用する音源が別になっているEWI元来の形に近いEWI USBです。
コントローラーが軽くて小型、キィもいくつか少ないので、女性・お子様・シニアの方にすごくおすすめなんですが、やはり小型の為EWI-4000S/EWI-5000に比べて音域が狭い。あと、やはりPCありきの為PCのスペックによりパフォーマンスが違うなんてこともあるようで・・・
しかし、管楽器を演奏できない方でもDTMコントローラーとして臨場感のあるホーンセクションが再現出来たり、好みの設定にした音源で演奏することが出来る為、広い範囲のプレイヤーに満足いただけているようです。
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■関連おすすめアクセサリー

イシバシ楽器店ではAKAIから発売されていないようなEWI用のアクセサリーも大変充実しています。

現行EWIすべてのモデルに利用できる大人気のソフトケース
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ケーブル差し込んだままでの設置が可能なスタンド
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その他、新発売のEWI-4000Sも様々な用途に合わせたセット販売も充実しておりますので
ぜひご覧ください。


●1人で静かにバンドカラオケに合わせて楽しめるヘッドフォン練習セット
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●YAMAHAの高音質ヘッドフォンへアップグレードしたセット
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●折りたたみ式スタンドがセットになったお買い得なセット
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同様なセットをEWI-4000SWとEWI5000でもご用意しています。

EWI-4000SW セット品はこちらから

EWI5000 セット品はこちらから



アコースティック管楽器と違いヘッドフォンで消音出来るのでご自宅で簡単に楽しめるのが大きなメリットですね。
運指も様々な楽器に設定できるので、サックス奏者とフルート奏者とトランペット奏者が共有できたり、EWI1本で各パートを録音してひとりオーケストラも出来ます。(だいぶ大変ですが・・)



新しい音源が追加されたEWI-4000S追加音源版についてのお問い合わせは、
イシバシ楽器管楽器取り扱い店舗へお気軽にどうぞ。


TAMASHIRO