楽器も是非お掃除を・・・

楽器も是非お掃除を・・・【女子】

2016-12-16 皆様こんばんは!!!

大変大変ご無沙汰しております・・・orz

最近金欠で身動きの取れない渡部でございます←(´-`).。oO{早く22日来ないかな・・)


さて!!

タイトルを見てドキッとされた方、多いのではないでしょうか!?

最後に自分の楽器を掃除(メンテナンス)したのはいつだろう。。

特に大型楽器(チューバやユーフォニアム、バリトンサックス等)。

もう恐ろしくてベルの中なんか覗けない(><;)汗

そんな方々も多いのではないでしょうか。

朝日新聞デジタルにこんな記事が載っていました。

管楽器にカビ生息、台所の排水口以上 最多はテューバ

学校で使っている楽器なんて場合によっては数年何もしていないなんてざらにありますね。

チューバを逆さまにしたらチューナーとかクロス、お手入れ用品等々が出てきた

最悪な場合には虫さんがご臨終された後のお体や、得体の知れない生物が出てきたなんて

耳を塞ぎたくなる嘘のようで実際にあるお話。

こんなことにならない為にも是非日頃からしっかりとお掃除をしておきたいものですね。


といっても考えてみれば師走も半ば・・・

あと2週間程で2016年も終わりを迎えます、、早いな?

今年お掃除をした記憶が無ければ1年は手付かずな訳ですから

早急に取り掛からなければなりません!!!!

楽器は息をたくさん使いますからいつの間にやらカビの胞子をいっぱい吸ってしまわないように

早め早めに取り掛かるのが吉です!!


とは言ってもまずどうしたらいいの?


そんな方々が多いのも事実。

ご自分でやられるのが不安だという方は、

ご購入された楽器店またはお近くの楽器店にご相談されることをおススメいたします。
(恐る恐るやってみたら楽器壊しちゃったなんて事があったら元も子もないですからね!)

それなりに金額は掛かりますが、しっかり分解してプロがやりますので安心です♪


ご自分でやられる場合には、(ピストンチューバを例に申し上げます。)

?まずピストンを取り外して(ケーシングの中のバネも取って下さいね。)
※ピストンを納める向きを間違えると息が通らなくなりますので、しっかり元の状態を確認しながら!

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?抜き差し管を抜いて・・・
※あ、ちなみに抜き差し管だけをただ抜こうとするとシュポンッ!!!て良い音しますよね?
あれ、中のグリスやオイルが逆流して混ざっちゃったりしてあまり楽器によくないので、
しっかり対応したピストンを押しながら抜くことが鉄則です!

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?はだかんぼうにします←
※画像はまだ抜差管残ってますが全部取って下さい・・汗

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管体はラッカーポリッシュや楽器に合ったポリッシュ・クロスを使ってやわらかい布で拭き上げてあげるだけで

見違えますよ♪♪
※ポリッシュや薬剤はしっかり拭き取って下さい。腐食の原因になります。

軽くお掃除する場合はこうやって抜き差し管の中とか外側の汚れを取って
※あまりお手入れをしていないと青緑のぬめっとぺろんとした汚れがでてくることも・・おぇ←

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※画像はジッポを使ってますがヤマハさんからオイルグリスクリーナーが出てますので、
そちらを使って下さい!

抜き差し管にはスライドグリスを、ピストンにはバルブオイルをしっかり注して

もとあった場所に納めてあげます。

最後に息の通りと動きを確認して完成です♪

しっかりとやる場合は?ではだかんぼうにした後に、

管体をバスタブでしっかり管の中まで水を通して洗ってあげます。
※大型楽器ですので、ぶつけて凹ませたりしないよう十分お気を付け下さい。

天気の良い日に外で大きな桶を用意してホースを使ってやっても大丈夫ですが、

上記同様ぶつけたり落としたりしないよう十分お気を付け下さい。

内部の汚れが気になる場合はブラスソープ等を使ってあげると取れやすいです。

洗い終わった管体はしっかりと水分をふき取って、十分乾燥をさせて下さい。

しっかり水分が除去されたところで、軽くお掃除する場合と同様にパーツをもとあった場所に納めてあげます。

これで完了♪♪♪


以上、本当にざっくりですが流れをご紹介させて頂きました。

やってみると簡易的な方は意外とそんなに時間がかからずに出来ます。

今回は1つの方法としてご提案をさせて頂きましたので、このやり方が絶対と言うわけではございません。
楽器の性質をしっかりと理解して、定期的にメンテナンスをしてあげることで、
ちょっとした不具合にすぐ気付けたり、楽器を清潔に保てたり楽器の構造を理解できたり・・・
意外と楽しいので、是非やれる方はやってみて下さいね♪

なおブログを見てご自分で行われた際の楽器の故障や不具合等生じた一切のことに関して
当店では責任を負いかねますので、予めご了承下さいませ・・
慎重に慎重に・・・・



是非2017年を健やかに迎える為にも、お部屋の掃除に加えて楽器もお掃除してみてはいかがでしょうか。

WATANABE