トランペット初心者必見!YTR-135など、かつてのカレッジモデルが続々入荷してます!
2015-06-09
こんにちは、管楽器担当こばやしです。
ここ最近、ニッケルメッキの楽器がいくつか入荷してきました!
というわけで個人的な見解を踏まえその魅力をお伝えできればいいなと思います?!
?前提として、ニッケルメッキは低コストでできる初心者向けの楽器に多く採用されていました。ということを踏まえて読んでいただければ幸いです!ニッケルこそが最高のメッキ、と言うつもりはありませんのであしからず・・・?
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まず、ニッケルメッキってなによ?
という方のために・・・
もともとトランペットの表面に何か処理をする、というのは
要するにサビ止め、あとは外見の向上が目的ですね。
結果的に音色にも影響が出た、
というのが一般的だと思います。
イギリスやドイツなどヨーロッパで作ったトランペットをアメリカに船で運んだら色が変わってるよ!
なんていう事態を防ぐためですね。
真鍮は磨きたてのピカピカからあっという間にくすんでしまいますからね!
で、銀メッキ、はたまた金メッキを施すことにより、変色し難く丈夫にしたわけですね?
(いつになったらニッケルの話になるんだ!ってカンジでありますが・・・)
で、肝心のニッケルですが、金銀といった貴金属に比べて比較的安価で、メッキ材にしてもキレイに仕上がる、しかも超、丈夫。
そもそも楽器用、というか、終戦後の日本工業においてニッケルメッキというのは非常に重要なポジションを得ていたようですね。鉄にメッキすればカンタンには錆びなくなりますし。
楽器においてもその恩恵を十二分に受けることができ、腐食防止、外観の向上に繋がったわけですね。
で、肝心の外観ですが
左 銀メッキ 右 ニッケルメッキ

どうでしょうか?なんとなく色味が違いますね。
このメッキ、やや黒っぽい色合いが特徴です。また、銀に比べてつるっとしたさわり心地なのもポイントですね。

音色としてはやや硬め。そして暗め。まあ、ニッケルメッキの音色と言うよりYTR-135の音色の特徴と言ったほうが正しいかもしれません。
銀メッキ仕上げは柔らかく華やかな音色になることが多い反面、以外にも相反した印象を受けることが多いです。
というのも、ニッケルって真鍮よりも硬いんですよ。
モース硬度という、ダイヤモンドを10としていろんな鉱物を比較して硬さ10段階で表す便利な尺度があるのですが、それを参考にしますと
ニッケルは5。ドライバーの先でキズが付けられる程度。
真鍮は3?4程度。
(真鍮は合金ですから、その比率によって硬さは結構変わってきますね)
金と銀は2?3程度。(これらも純粋な金銀ってほぼ無いので割り材によって硬さは変わります。)
硬めの布で擦ると傷がつきます。
ラッカーはモース硬度で比較できるのかわかりませんが、恐らく0.?とかそのあたりだと思いまが、ごめんなさい調べても判りませんでした・・・
ちなみにトロンボーンのインナースライドに施すクロームメッキは7。そりゃースライドしますからね・・・
とまあ話を戻しますと、ニッケルメッキ仕上げって、管体よりも硬い金属をメッキするレアなケースなんです。
初心者向けの楽器・・・ではありますが、これってまだまだ可能性を秘めた仕上げだと思いませんか??
以上、担当こばやしでした!
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