皆さんご存知リガチャー、その魅力に締め付けられます。
2015-02-12 まずはこちらをご覧下さい。これは当ウインドパル店の中古リガチャーの在庫です。
えっ?リガチャーだけでも売ってるんだ?
って方、少なくないはず。
ぜひこの記事に目を通していただきたいっ!
(そうでない方もたくさんいらっしゃるでしょうけども、よかったらお付き合い下さい)
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まず、リガチャーとはリードを止める金具のことですね。
実際、音が鳴るのはリードとマウスピースですし、コレ自体に音色への影響は少なそうですが・・・
確かにマウスピース・リードほどの絶大な影響力は持ち合わせていませんが、リードを固定しているパーツですから思った以上に音に影響しているんですね???。
ちなみに今回のブログでは、音の良し悪しについては語りません。
こういうのをつけると、おおよそこんな感じになりますよ???っていう感じでサササっとご紹介いたします!
さて代表選手が到着しました。

当店の在庫から、人気のリガチャーの中で特に試奏に入ることの多い4つをセレクト!
奥から順にご紹介しましょう!
?今も昔も大本命!ハリソン!

逆締めリガチャーの代表的存在ともいえるほど普及していますね。
H の形をした部分がリードをやさしく押さえます。
とにかくリードの振動を生かすタイプのリガチャーで、レスポンスの向上も期待できます。
ただしネジの締めすぎには要注意。パーツが細いので切れちゃうことも。
?リガチャー革命児!バンドレン オプティマム!


このリガチャーは、リードを真上から押さえつけるプレッシャープレートが一番のポイント。
これによって、ネジ一本締めるだけで、バランスよくリードを固定できるという仕組みになっています。このプレートとネジが結構デカいので、全体の重量も重ため。音色も太くなる傾向にあるようです。余計な振動は抑えて、音に変換する!というようなリガチャーですね。
?ピッタリサイズが気持ちイイ!ウッドストーン!

石森管楽器のリガチャーです。なんといっても種類が豊富。
アルトラバー用の中でも、セルマー、メイヤー、クラウドレイキー、といったメーカーのマウスピースに合わせたリガチャーを作っています。そしてコレがまたジャストサイズ。
まさしく、お客様へ御誂え向きでございます。(って言ってみたいですね)
リガチャー自体に重量が結構あるので、音色に存在感がでる、音が太くなる、という傾向にあるようです。(さらにこのメーカーはいろんな表面仕上げをだしており、その違いでも音が変わってきますが話が長くなるので割愛。)
?まっ黒いイロモノの代表!フローラン・ポパ!

クラリネットに良く使われるグラナディラ材を、ふんだんに使用したリガチャー。
というよりも全部、木です。
ネジがついていませんね。そうです、マウスピースの先端からカポっとはめ込むだけ。
えっ!それでちゃんとリード止まるの?!という感じですが
あんまりちゃんと止まりません。ですが、そのゆるさ、ナチュラルな響きが、サックスの木管的な一面を前面に押し出してくれる、なかなか侮れないやつなのです。
以上、代表選手でした。
とりあえず、まだリガチャーって変えたことないな??って方は、こういった定番ものや単純にルックスに惹かれたものを試してみることをオススメします!
最後に重要なことですが、マウスピースによって、使えるリガチャーが限られてきます。
さらに、リードの腰の高さによっても微妙に変わることがありますのでご注意を!
あと、今まで使っていたリガチャーを下取りに、新しいリガチャーを購入、というのもオススメです。なんとなく気軽に買い換えられそうな気分になりますね。
サウンドの変化については、リガチャー以上に吹き方や楽器に大きく左右されますので、もし期待した程変わらなくてもリガチャーのせいにはしないで下さいね(笑)
担当こばやし