このブログでは渋谷店に入荷しました珠玉のヴィンテージ商品をご紹介していきます。
1975年製レスポール・カスタムが入荷致しました。
この年代のギブソンはシリアルで正確な年代の特定が難しく、フロント・ピックアップのキャビティー内のネックエンド部に1975のスタンプ、
ポットデイトに74年の物がある事から1975年製と表記させていただきます。
















1954年にレスポールモデルの上位機種として誕生し、一度1960年に生産をストップしますが、1968年に生産が再開されたレスポール・カスタム。
入荷した75年製は3ピース・メイプルトップ/マホガニーのボディーに、 ウォルナットを挟み込んだパンケーキボディー。
ヘッドのGibsonロゴの”i”にドットが無いのもこの頃の最大の特徴の一つです。
1975年は3ピースマホガニーネックの最終年となっており、1976年から3ピースメイプルネックへと仕様が変りますが、入荷した個体はメイプルネック。
トラスロッドを外すとメイプルの明るい色が確認出来きており、75年に76年仕様で製造された個体と思われます。
マシーンヘッド(ペグ)はこの頃幾つかのモデルが存在しますが、こちらの個体にはUSA製グローヴァー102のキーストーン・ボタンのタイプをマウント。
通称”ミルク・ボトル”とも呼ばれる特徴的なルックスのモデルとなっています。
ピックアップには刻印ナンバード・PAFを搭載。ブリッジはGibson ABR-1のワイヤーあり、テールピースはアルミ製とオリジナル。
ポットはフロントのボリュームとリアのトーンは74年製。その他はハンダで確認が出来ませんがおそらくはオリジナルと思われます。
フレットはこの頃よりフレットレス・ワンダーからワイド・フレット(ジャンボ・フレット)に切り替わっており、
こちらの個体も76スペックである事からフレットはオリジナルと思われ、 ナットは交換されています。
前オーナー様によりキャパシターがオリジナルから変更されており、 配線も変更されています。
全体的にはオリジナルのコンディションのままの箇所も多くなっています。
ハードケースはオリジナルと断定は出来ませんが70年代のケースが付属しております。
75年から76年にかけて仕様変更の多いこの時期ならではの過渡期な個体です。この時代ならではの至高のサウンドを是非ご体感ください。
Neck End Date : JAN 6 1975C
POT Date
F.PU Volume : 137745XX (1974)
Tone : XXXXXXX
R.PU Volume : XXXXXXX
Tone : 13774XXX (1974)
【Vintage】 GIBSON USA / 1975 Les Paul Custom Wine Red “1976 Spec” 【S/N 926986】【渋谷店】
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