
KORG /modwave
2021年6月発売予定。
ウェーブテーブル、Kaoss Physics、モーション・シーケンシング 2.0など様々な特徴を併せ持つモンスター・シンセ。
1985年、コルグのDW-8000はデジタル・ウェーブテーブルとリッチなアナログ・フィルターを組み合わせ、アナログ・オシレーターでは不可能なサウンドを実現しました。そのため今でも一部マニアの間では人気を誇っています。
modwaveはそのDWシリーズの資産をベースに構築され、現代版モンスター・シンセへと変貌を遂げました。信じられないほどディープなウェーブテーブル・オシレーター、豪華なフィルター、ワイルドかつ柔軟なモジュレーション、比類なきポリフォニー、幅広く網羅するパターン・シーケンス、そしてすぐに理解できる操作系を特徴としています。

modwaveにはダイナミックな変化を与える2つのユニークな新しいツールも搭載。Kaoss Physicsとモーション・シーケンシング2.0です。Kaoss Physicsは、x/y Kaossパッドに変調可能なゲーム物理学を組み合わせて、パワフルなのはもちろんのこと、操作するのが楽しくなる反応の良い対話型コントローラを生成します。モーション・シーケンシング2.0は、複数のレーンとリアルタイム・レコーディングを含む、wavestateのウェーブ・シーケンシング2.0の有機的で継続的に変化するパターンをモーション・シーケンスの世界に持ち込み、他のステップ・シーケンスでは不可能な、複雑に進化したフレーズを作成するのに役立ちます。
ウェーブ・シーケンシング2.0 (wavestate) や オルタードFM (opsix) と同様に、進化した modwave のウェーブテーブル・シンセシスは、独自の全くユニークなサウンドと、それらのサウンドを素早く簡単にカスタマイズできる機能ごとに独立したノブ・レイアウトを提供します。特徴的なウェーブテーブルの音色はアグレッシブなベースとリード、豊かなアンビエント・パッドから始まり、あなたのトラックに新たな次元を加えます。しかしそれはほんの始まりに過ぎません。深く掘り下げたい人は、無限の発見の源を見つけることができるでしょう。一度新しいサウンドを見つけ始めたら、どんどん掘り下げてみてください。

バランス・ステレオ出力はレコーディングやモニタリング・システムに接続し、ステレオ・ヘッドフォン出力はプライベートな演奏やステージ上でのモニターに使用できます。MIDIはDin端子によるMIDI搭載楽器などの接続の他に、WindowsやmacOSコンピュータへのUSB MIDI接続もサポートしています。
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miniKORG 700FS
2021年6月発売予定。
コルグはprologueやminilogueなど、現代においてもアナログ・シンセサイザーの開発を行っていますが、そのきっかけとなったのはminiKORG 700の存在でした。それはアナログ回路をDSPなどICの計算機によって再現するアナログ・モデリング技術では、miniKORG 700から生み出される音の本当の美しさ、本当の凄さを実現できなかったからです。
アナログ回路の設計には机上の知識も大事ですが、加えて実際に回路を組んだらどうなるかを理解するには、多くの経験が必要になります。若い技術者による新世代アナログ製品monotron発表(2010年)から10年。回路図に描かれた設計者の想いを理解するための時間を重ねたことで、今、ようやくここに辿り着くことができました。さらにオリジナルを設計した三枝文夫から直接アドバイスを受けることで、回路図に描かれていない部分まで正しい形で継承されています。
miniKORG 700はコルグで最初のシンセサイザーでありながら、今でもコルグのシンセの中で最も太く、密度のあるサウンドを誇っています。miniKORG 700FSでは抜けの良いオシレーターはもちろんのこと、miniKORG 700の象徴とも言えるトラベラー・コントローラーも完全に再現しました。
volca keysとvolca bassには、miniKORG 700のフィルター回路が搭載されています。それは、クリアで抜けの良いフィルター特性が、存在感のあるリードとベースに特化した製品にピタリと合致したからです。このminiKORG 700のサウンドは、今の音楽シーンにも適応するものであるとともに、リードとベースで使ったときにその真価を発揮します。

当時の音楽で多く使われていたオルガンの上に置き、オルガンでは足りない音を足すためのサブ・キーボードとして誕生したminiKORG 700は、現代においてもその美しいリード・サウンドがステージ・キーボードやエレクトリック・ピアノと組み合わせる可能性を充分に秘めています。
オルガンの二段鍵盤の上に置かれる状況を想定し、使いやすいよう鍵盤下に一列に配置された操作子は時代が変わっても直感的でわかりやすく、そのルックスは他にはない個性的なものとなっています。

当時の技術では電子部品など個々のパーツ・サイズが大きかったこともあり、本体内にこれ以上の機能を入れるスペースが取れませんでした。技術の進歩により空いたスペースにはエフェクト=スプリング・リバーブ、またベンドやモジュレーションのためのジョイスティックを追加。

表現の幅を広げるアフター・タッチ、さらに今の音楽シーンにも対応すべくアルペジエーター、USB端子、MIDI IN端子やCV/GATE IN端子を搭載しました。
そして、これも当時は実現できなかったメモリー・プログラム・ボタンを搭載。一度作った音を再現するのにノブやつまみの位置をメモしておく必要はありません。

約半世紀ぶりに復活したminiKORG 700FSは、そのメモリアルな限定モデルに相応しい専用ハード・ケースを付属しています。
以下は(オリジナル miniKORG 700S開発者)である三枝文夫さんの記事より。
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弊社は1970年11月12日、第19回全日本オーディオ・フェアで日本で最初のシンセサイザーを発表しました。 ちょうど50年前になります。この楽器は「新しいオルガン」を目指した2段鍵盤の楽器で、ポリフォニック音源のオルガン部と、今でいうモノフォニックのシンセ部2台分を内蔵していました。社内では試作一号機とよばれています。
この試作品の商品化にあたり二つの方向性を考えました。ポリフォニックのオルガン的な商品にするか、同時に一音しか出せないが音色を大幅に変えられるモノフォ ニック楽器にするか迷ったのです。しかしシンセサイザーの時代が来るとは予想できず、モノシンセの部分は切り捨て、ポリ音源に手動フィルター「トラベラー」を取り付けたコンボオルガンとして市販することになりました。これが当時の社名「京王技研工業」のオルガンを意味するKorgue(通称デカコルグ)で、後に現在の社名「KORG」に繋がります。
この楽器は弊社にとって初めての鍵盤楽器で、創業者の加藤孟の奮闘にもかかわらず、流通網もままならずまた高価なこともあり、ほとんど売れませんでした。そんなとき、アメリカのバイヤーが試作品を見て、びっくりするほど大量の注文をしてくれたのです。それがminiKORG 700、700Sです。試作一号機から3、4年も経っていました。ずいぶん遠回りをしたものです。
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当時からのファンにはたまらないですね!
ARPからも新製品が発表!

ARP 2600 M
発売日未定。
伝説のARP 2600が現代に蘇りました。
ARP 2600は、間違いなくこれまでで最も象徴的なサウンドを持つシンセサイザーです。 ARP 2600のサウンドは、70年代に登場してから今日に至るまで、数え切れないほどのレコード、映画音楽、テレビ番組、ゲームのサウンド・トラックで使用され、音楽界に欠かせない存在であり続けています。
新しいARP 2600 Mは、世界中で賞賛されているサウンドをよりコンパクトでポータブルなフォーマットで提供し、さらに新たな機能を追加して、この歴史的なシンセサイザーの理想的な化身として生まれ変わりました。
去年の今頃、2020年1月に ARP 2600 FSが発表されると、そのオリジナルARP 2600への忠実さが世界中のミュージシャンに認められ、瞬く間に驚異的な人気を収めました。ARP 2600 Mは、オリジナルの約60%のサイズであり、軽量化とポータビリティの向上を実現し、スタジオやライブ会場でのセッティングが簡単になりました。ARP 2600 FSと同じアナログ回路とコンポーネントを統合しているため、ARPの特徴的なサウンドを忠実に再現しています。

追加された機能
新しいARP 2600 Mは、オリジナルに忠実なだけでなく、さらに使いやすくなるように機能が追加されました

– プラグ・アンド・プレイ:ARP 2600 MのUSB-Aポートに、KORG microKEY,nanoKEYやSQ-64などのUSBクラス・コンプライアント対応MIDIコントローラーを接続するだけで、簡単に本機をコントロールすることができます。
– サイズを縮小。サイズが変更されたことで、パッチが見やすくなっただけでなく、より短いパッチ・ケーブルを使用することが可能になりました。
– オリジナルARP 2600の2種類のバージョンから2種類のフィルター(前期型、後期型)が使用可能。
– DIN MIDI INを追加。
– ピッチベンド、モジュレーション、ポルタメントON/OFFはMIDI CCメッセージ(USB/DIN MIDI)でコントロールできます。
– 電圧の正規化:S/H GATE ジャックをを介してADSRを起動させるために必要なトリガー信号のしきい値を5Vとし、volcaシリーズやユーロラックモジュールなど、他の機材との組み合わせがより簡単になりました。
– アタック・タイムとリリース・タイムの比率を改善。
– L/Rステレオ出力標準フォーンジャック(XLRは非搭載)。
– ヘッドフォン使用時にはスピーカーが自動的にオフになります。
– 改善された、スムーズなスライダー。

ARP 2600 Mには専用のキャリーケースが付属しており、楽器を保護するだけでなく、特殊な耐衝撃減衰技術を搭載したカスタム・キャスターのおかげで持ち運びが容易になります。
また、それに加えて、お気に入りのvolca、SQ-64や他のMIDIコントローラーなどの他の機器を一緒に運ぶのに十分なスペースがあります。
これら3種類、価格、正式な発売日は未定ですが、イシバシ楽器渋谷店にて情報が出次第またお知らせしていきます!
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