Gibson 1951年製 SJ-200 Sunburst 【Vintage】
2015-12-28 「アコースティック・ギターの頂点に立つモデルとは!?」この問いに対し、Martin D-100等のワン・オフ器を挙げるMartinフリークの方、はたまたルシアー好きであればLinda Manzerを推す方…などなどいらっしゃるかもしれませんが、恐らく大多数のギター・ファン、ギター・プレイヤーの方はGibson SJ-200とMartin D-45の名を思い浮かべるのではないでしょうか?
今回はその片割れ、戦前の登場以後、「King Of Flat Top」の名で君臨し続けるスーパージャンボことGibson SJ-200について、渋谷店にて販売中のヴィンテージ、1951年製の個体を紹介させて頂きます。

元は戦前に特注品として登場したスーパージャンボ。第二次大戦により生産が中断されましたが、戦後の1947年より仕様を変更しつつも復活。
復活直後は「SJ-200」のネーミングでしたが、1950年代に入り「J-200」のネーミングとなり、ピックガードの素材&デザイン変更の他、ボディサイズの若干の変更などが行われました。この仕様変更はある時を境に一気に行われたわけではなく徐々に行われていったため、50年代中頃までは複数の仕様のSJ-200(J-200)が入り混じる結果となっています。

本器はシリアルナンバーは1951年ですが、ボディ内部のファクトリー・オーダー・ナンバーは1950年のもの。1950年内にボディが組まれ、最終的に塗装や調整が完了し出荷されたのが1951年であったものと思われます。
仕様としてはホワイトラベルに「SJ-200」ネームの印字、縁取りありの40年代仕様デザイン(所謂前期型)のピックガード、2トーンサンバーストカラー、約4.75inchのボディ厚と、戦後の初期スペックとなっています。
作りや仕様が徐々に安定してくる60年代以降とは異なり、丁度50年代終わり頃まで、ネックの仕込み方などが全く異なる個体が点在するGibsonのフラットトップ・アコースティック。戦前からの職人芸の流れを継いでいた大らかな時代と言えます。
もちろん本器のムスタッシュ・ブリッジに代表される細かいパーツもハンドクラフトによるものです。現代ほど工作機械が発達していない時代ながら、その工作精度の高さには改めて驚かされます。

こちらは近年製のSJ-200 New Vintageですが、よく見るとブリッジの形状が異なる事がわかりますね。

ペグは交換されていますが、オリジナルと同タイプで雰囲気は損なわれていません。
オリジナル・ペグも3個のみケース内に残されています。
ケースはオリジナル・ブラウンケースです。
文句なしの風格を放つ逸品!
是非「本物」の魅力をイシバシ楽器渋谷店にてお試し下さいませ。
Gibson 1951年製 SJ-200 Sunburst
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