地味な上にすごい長いです。
2015-07-31 おはようございます。パーツフロア担当の黒須です。
前回のブログで上げた写真があまりに綺麗に撮れすぎて最近のスマートフォンのキャメラ機能のあまりの向上っプリに驚きを隠せない僕です。(あれのシックスです。)
実際に目で見るよりも一度スマホキャメラで撮影してから指で広げたほうが実は見えないものが見えてきたりするんです。
例えばエフェクターの基板についている超小型サイズのオペアンプとか目で見ても型番が見えなかったりするんですがスマホで撮影してからギューーーーーーーンすると軽々見えちゃったりします。
前回あげた僕のギターの配線もすごい近づいてみると案外汚いところがいっぱいあってちょっとへこみます。精進あるのみですね。ヌヌゥ。
…まぁ虫眼鏡でもいいとおもうんですけどね。みるだけなら。
話が脱線しまくりましたが今回はネジの締め具合についてです。
ギターにネジっていっぱい使われてますよね。

ピックアップを吊り下げてたり、
ピックガードをボディに固定してたり、

ネックとボディをくっつける為につかってたり、(この画像はちょっと特殊ですが)

ジャックプレートにもネジが使われてたりします。

ポットやジャックに使われている六角ナットもネジですね。
ブリッジプレートを固定していたり、弦高調整用のイモネジなんかもいいですね。ネジですよネジ。

さて、色々なネジを見てきましたが皆様お手持ちのギターで確認してみてください。
これらのネジの締まり具合・・・。
案外緩んでいるネジもあったのではないでしょうか?
特にポットとジャック部分。
この二点は特にネジが緩んでいることが多い気がします。
ジャック部分はシールドの抜き差しを頻繁に行う部分ですので、頻繁に動きの出る部分です。
ジャックなどは配線が通っている部分ですので、ジャックが回転するほど緩んでいるとシールドを抜き差ししているうちにいつの間にか内部配線を捻じ切ってしまう恐れがあります。
Volumeをいじってみると一度全開まで回したところからヌルーンと動いてしまうポットも良く見受けられます。
ポットやジャックが動いてしまう状態は大変危険です。
ポットを回しているうちに内部配線を捻じ切ってしまい、いつの間にか音が出なくなってしまった。
なんてことは非常に良くありがちです。
すぐに締めましょう!
六角ナットだけではなく、ピックガードを固定しているネジなども締まっているかどうか確認してみましょう。
ネジが緩んでいるということは弦を弾いたときの振動がボディにしっかり伝わらず、その緩んでいる部分に吸収されているかもしれない。ということです。
なんか悔しくないですか?
如何に職人さんの技術でボディの造りが良かったとしてもネジのところで弦振動やボディの鳴りをロスしていたとしたら・・・。
なんか悔しくないですか?(2回目)
普段触ったことの無いギターのネジの部分を少し増し締めしてみるだけで普段使っていたギターが鳴るようになった!何てこともあるやもしれません。
是非確認してみましょう!
ただ、何でもかんでも締めればいいというものでも有りません。
当然例外もあるわけです。
例えばストラトのシンクロトレモロ固定用の6点ビス。

ここは思いっきり締めるとトレモロユニットの後部が浮き上がってきてしまうので、ある程度ゆるめに締めないといけません。
こちらに関しては詳しくはまた日を改めて語ることに・・・。
それと忘れてはならないのが、ネックジョイント部分のネジ。(2回目)

この部分のネジの調整で音がかなり変わります。
まずは4本とも締めこんでみてから音だしをしてみて、音がタイトすぎると感じたらほんのすこしだけネジを緩めてみましょう。わずかですが確実に音に変化が出てきます。
僕個人的にもライブのリハーサル後にネックジョイントビスを増し締めしてしまって、本番のときに音が変わりすぎて大変なことになったことが・・・。
ネックジョイントビスのセッティングは確実にリハーサル前に終えておきましょう。(迫真)
さて、すごい長くなった上に今どのようにまとめたらよいのかわからなくなっていますが、ここまで読んでいただいた方、誠にありがとうございます。
個人的な見解も多い上になんとも地味なネジの話。
これを機にギターパーツとかにも興味をもってもらえたら私、非常に喜ばしく思いますw
気になってギター見てみたけどピックガードのビスが3本足りない!
となったりしても大丈夫。
イシバシのここ

あいてますよぉ?。
皆様のご来店お待ちしております。
パーツフロア 黒須。