知らないと危険なトランペットの落とし穴です
2015-06-28
知らないと危険な落とし穴「トランペット」です。
オーケストラ、吹奏楽、ジャズバンド、野球応援などなど様々な場所で活躍する華やかなイメージのトランペットですが、いままで出てきました木管楽器に比べて落とし穴といいますか注意点は明確です。
「落とさない!曲げない!オイルをさす!」です。
修理内容の多くも、落として凹んだ・凹んで動かない・曲がって動かない・オイル切れで固着などはほとんどです。
とにかく、落としそうだな・・と思われる持ち方や、曲がりそうだな・・と思う持ち方はやめましょう。
トランペットの心臓部であるピストンにオイルをさす時に、すべて引き抜いてダバダバとオイルをかける事もありますが、落として曲げてしまうリスクがあるので、半分くらい引き抜いてさすのがおすすめです。
しばらく吹かない(数日・数週間単位)場合はオイルをピストンにさし、抜き差し管にグリスをつけたまま保管します。
ただし、なんらかの事情でまったく吹けない(数ヶ月・数年単位)場合は、オイル、グリス、水分をすべてふきとりカラッカラの状態で保管したほうが固着するリスクは少ないです。
中に残った水分や汚れたグリスが長時間の放置で腐食し固着すると、自力ではとても動かせないくらい固まってしまいます。
ご自分でカラッカラ状態にするのは難しい場合、楽器店に依頼してください。
やはり楽器の状態を保つには、定期的に出して吹いてあげるのが一番ですよ!
以上リペアセンターSでした。
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