YTR-236などなど・・・7、80年代のヤマハトランペットをご紹介いたします!
2015-05-12 時は1970年代半ば、諸外国からの輸入品はまだまだ高価な時代に、庶民はおろか学生が手にできる楽器なんて・・・

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ありました。
YTR-135。
時を超えてイシバシ楽器にやってきました。
ニッケルメッキが今となっては逆に新鮮味がありますね。
当時ニッカンを吸収したばかり(だったと思います)、シルキー氏を顧問に招いて改良していったのが感じ取れる仕様。Mボア、127mm径ベル。
{小学校トランペット鼓隊普及モデルトランペット YTR-135}
と謳われたモデルなだけあって、非常に鳴らしやすく軽やかで良く通る音色です。
ニッケルメッキ・・・採算は取れていたのでしょうか?笑
この安価で丈夫な楽器を作ってくれていたからこそ、こうして日本にブラバンが普及できたのではないかな・・・?と、個人的には思っております。
そしてその裏側で作っていたラッカーモデルも入荷。

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YTR-233、
そしてその後継機、YTR-236。
シルキー氏はラッカーが嫌いだった、という噂は本当なのでしょうか?
シルキートランペットのラインナップを見る限り、信憑性を感じますが。
この2機種が偶然当店に揃ったので・・・早速ですが比較してみようと思います!
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YTR-233はおよそ1970年代に製造されていた模様。

そして1970年代の終わりごろ、このYTR-236にモデルチェンジしたようです。
236はリードパイプがゴールドブラスっぽいですね。

ベル径はどちらも127mm。シルキーの名残を感じますね。
んん???あんまり変わってないのかなぁ?
っと思ってボア比較。
左が236、右が233です。

おやっ!
管厚が違う!
236のほうがボアが太く、管が薄くなっているんですね。
233のピストンバルブ。

236のバルブ。

何も書いてませんが・・・担当私物ノギスで測ったところ、約11.7mm。MLボアですね。
ところでこのYTR-233・・・何かに似てませんか???
メインチューニングスライドには支柱が無く、Mボア、127mm径ベル。
そうですね。
現在話題沸騰中のアニメ、響け♪ユーフォ(以下略)の登場人物、高坂麗奈さんが使用している楽器
YTR-6310Zに似ている!!!
・・・え?全然違う楽器ですって? 一番スライドとかベルテーパーとか?
もちろん値段が全然違いますから”似ている”だけで同じではありませんので・・・
まあこんな分析もありますよ!ということで。あしからず・・・
そして
アニメを見てトランペットを始めたくなったそこのあなた!
まずはお近くのイシバシ楽器を物色してみては??
ちなみに担当こばやしは、もしも・・・もしもYTR-233の銀メッキがあったらとても素敵だろうなあと妄想しておりますが
そんなものは無いようです。残念。
担当こばやし