湿度と楽器の関係性「金管楽器編」
2014-09-20
季節物の話題ですが、湿度と楽器の関係性「金管楽器編」です。
金管楽器もやはり湿気や乾燥は好みません。
木管楽器同様に、金管楽器もお掃除と水分の除去が大切です。
管楽器は口を直接つけて演奏するので、内部に汚れがどーしても溜まってしまいます。
汚れや指紋が目立つ外観は、皆さん気にしてお掃除してくださいますが、内部はお掃除していますか?
グリス・オイル+水蒸気+口から流れた何か=ヘドロ状の物体。これが溜まっていきます。
「また今度・・・」と先延ばししていると、内部はどうなるのでしょうか。
なんだか臭うような・・、慣れれば平気なような・・・。
怖い!洗ってください!
お掃除用品もたくさん出ていますが、不安な方はメンテナンスへお持ちください。
お掃除と水分除去ですが、季節に限らず少々使用しない期間がある場合も大変重要です。
これを怠ったまま押入れにしまいこんでおくと、「固着」してしまいます。
抜き差し管のみならず、ピストンやロータリーといった心臓部が固着してしまいますと、演奏が不可能になってしまいます。
がっちりくっついてしまうと、これはもう自力では動かせません。
無理に引っ張ると曲げてしまったり、反動で落として凹みが出来たりなど2次災害が起き、さらに修理金額が上がっていきます。
お掃除と水分除去、しつこいようですが管楽器には必要不可欠なメンテナンスですよ。
以上、管リペア担当Sでした。