魅惑のPGP!その魅力に少しだけ迫ります!
2014-10-03 久々に入荷しました。ヤナギサワのA-992 ピンクゴールドプレート。
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なんとも圧倒されるルックスですね?!
ステージ栄えもしそうです。
PGP、とも略されるピンクゴールドメッキですが、どんな印象をお持ちでしょうか?
派手!とか 華やか!とか・・・
担当としてはどうしてもルックスにその印象を持っていかれちゃいますね・・・
実はこのピンク色、見た目以外にも重要な役割があるんです!
え?そんなの知ってますって?
・・・そうですね、音色に影響してきます!
ではどうして音色が変わってくるのでしょうか?
まずなぜピンクゴールドという金属が生まれたのか、ですが・・・
キーワードは合金、です。
サックスの材質によく使われる真鍮も、銅と亜鉛の合金・・・ですが、
アレは銅と亜鉛を絶妙なバランスで配合することにより、美しい光沢、そして板やパイプに加工しやすい特性にしているんですね。
銅の割合を増やして、柔らかいブロンズブラスにすることもありますね。
そこで本題の金ですが、
金という金属も合金にすることが簡単なんですね。
そして金は合金にすると、硬度を上げることができるんです。
そこで、銅を混ぜることによって金の硬度を上げたのがピンクゴールドなんですね?
ん?銅を混ぜると柔らかくなるんじゃ?・・・
若干腑に落ちない感じですが、そういうものらしいです。
もうお分かりかと思いますが、ただのゴールドプレートよりも硬いんです。PGPは!
音響的な側面でその硬さを実感できるかと思います。
音色も、すごくカッチリしていて、ビューンと鳴らす方にはもうピッタリですね!
これは担当の経験というだけなので、事実なのかはわかりませんが、PGPってキズがつきにくいですね。
銀よりもずっと(当然ですが)普通の金メッキよりもキズがつきにくいような気がしますね。
ううーん、正直見た目だけかと思ってましたが(笑)ここまで違うとは・・・
残念ながら、金に銅が混ざると変色が起こりやすくなるのでご注意を。
そういえば一時期リガチャーにPGPをかけるのが流行りましたが、アレも同じような効果が得られそうですね。SELMER 1本締めPGP
というわけで、メッキもなかなか面白いです!
いろいろ試されるのもいいかもしれません。
PGPコラム、担当はこばやしでした。
また、ヤナギサワのPGPは通常は受注生産品ですので、お考えの方はこの機会に是非どうぞ!